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2017-11

千本ゑんま堂大念仏狂言〜釘抜地蔵さん - 2013.05.07 Tue

千本通りはかつて平安京の朱雀大路(目抜き通り!)のあったところどす。
それをちょ〜っと北の方へ行くと、通りに面して唐突にお寺があらわれるんです。

ああ、もうすでに♪カンデンデンの音が〜。

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引接寺というてもわからへん。千本ゑんま堂いわな。

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こちらのご本尊は閻魔さま。暗いお堂でお参りすると、大きくて眼力がこわいので、やっぱりウソはつかんとこ〜と思う。
京の人が言う「この前の戦争」こと^_^; 応仁の乱で、平安末期の初代閻魔さんは焼失、現在のは15世紀に復元されたものやて。それでも十分古い。

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5月初めに4日間、夜も境内でひらかれる大念仏狂言。すべて無料のふとっぱら。
舞台は期間中、必ずはじめに演じられる「えんま庁」。途中からだったのでよくわからず。

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ちょっと前の方に席をゲットして、二つ目の演目「寺譲り」。
壬生寺の狂言はすべて無言劇なのに、こちらのはすべてセリフあり。

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寺を譲られたちょっとマヌケの沙弥(さんみ)さん、寺にものを借りに来るのを断る方便を隠居した和尚さんからさずかるも、融通がきかないのでへんてこなことに。まるで落語を聞くようなおもしろさ。30分という意外に長丁場なのに、全然たいくつせえへん。

「せんだって逮夜に参り、おりふし道にて雨に会い、、、、、」


名調子!

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演目の間は舞台で囃子方ひとりがカンデンデン、、と太鼓と鉦をならしてはる。
舞台裏にて小休止の残りの囃子方さん。

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お盆の頃に迎え鐘、送り鐘になる鐘楼には南北朝のころの刻印があるそう。このあたりは平安京三大葬送地のひとつ「蓮台野」の入口にあたるので、それでなるほど閻魔さんか。

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続く演目は「にせ地蔵」。
これは竹三郎と梅三郎が悪巧みをしているところ。お地蔵さんにばけてお供え物を山分けしようという魂胆。

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梅三郎が化けたこのお地蔵さん、ちょっと変やろ?
なにがって、、、

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後ろ向きにお面をかぶっているので手と足の向きが逆。うぷぷぷ、、、、
それでもお供えを持って参拝する人は「南無しゃかしゃかしゃか、、、」といろんなお願いを。このお願いの内容は毎年アドリブなんやて。

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ニセ地蔵の要求で帯や着物までお供えしちゃった婿さんがほしい娘はん。「あれじゃ婿はこんわいな。」

この狂言、かつては西陣の特定の家の男子のみ世襲で継承されてきたもので、一時は20日以上も延々と演じられるほど人気があったんやて。TVの普及ともに狂言を見る人もおらんようになって、昭和39年に中断、昭和49年に舞台と衣裳焼失で一時は完全消滅も覚悟しはったそうや。

でもそれがバネとなってゑんま堂狂言保存会が結成され、いまでは4歳〜65歳の30人くらいのメンバーでがんばってはるんやて。

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さて、舞台。手と足が逆なことに気づいた庄屋さんにばれてしもうてえらいことになった〜、、、でおしまい。

演目は昼の部、夜の部あわせてこの日は11演目も続けられるそうや。
おもしろかったしまた来年もこよう(* ̄ー ̄)v
保存会のみなさん、おきばりやっしゃ〜!応援してますで〜!

その足で少し南へ行くと、これまた石像寺ではわからん、釘抜地蔵さん。

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弘法大師創建というからには古い歴史のお地蔵さん。

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苦を取り除くから「苦抜き地蔵」とも、お地蔵さんが手に刺さった2本の釘をぬいて病の苦しみをすくったからとも。なのでここのシンボルは大きな釘抜きと2本の釘。

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ありゃ〜、、ここに奉納されているのもみんな釘抜きと2本の釘!願いが叶った御礼におさめていかはるらしい。

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お堂のまわりをくるくる回って、お堂の一画にある箱に竹の棒を入れている人がおってや。なんやろ?

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なんでも年の数だけ竹棒をもって、一周するたびに箱におさめていって、なくなるまでお祈りすると願いがかなうんやて。うちの年の数やと、願いがかなうまえに目がまわりそうやなあ、、、、、



注)本日はニセ京ことばでおおくりしました(^_^;



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● COMMENT ●

あはは、今日はなんか口調が違うなぁと思てたら、落ちがっ。

一時期、念仏狂言にはまり、あちこちのを見歩いたことがあります。
一番良かったんは神泉苑。あの近さが何よりの贅沢でした。
ゑんま堂は台詞があってわかりやすいけど、
その分ゼスチャーのおもしろみというか、想像して楽しめないので。
このあたりは好き好きなんですが、いずれにしろ、
昔の人は仏教説話をわかりやすく説くためによう考えはったなぁと思いますね。

ぽん様

ぽん様ブログをまねして京ことばで書いてみましたが、ネイティブでない悲しさ。たぶんほんまの京都人がみたら外人の話す日本語みたいになってるやろな〜。(^◇^;)

念仏狂言は壬生寺しか知らんかったので、はでな焙烙割りのイメージだったんですが、ここのはほんま、落語を聞いているようでおもしろかったです。なるほど、セリフ無しジェスチャーを楽しむ、というのもありですね。ちょっと通の楽しみ方どすな(笑)
ここのは近所の人がちょっとつっかけはいて来てはる、という感じがとてもよかったです。

違う人のブログに来たんかと思いましたがな~。

夢風庵様

おほほほ、、口がつりそうになりましたわ。


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