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2017-09

初夏の新旧乙女茶会2017〜旧三井家下鴨別邸 - 2017.05.24 Wed

緑麗しい季節(実は真夏日、、、)、ここ下鴨の旧三井家下鴨別邸は、下見に来たり、お茶事に何回かよばれて、もうすっかり勝手知ったる他人の家になってます(^_^;


昨年、安井金比羅宮で秋の新旧乙女茶会をはじめてひらきました。新乙女(20代〜30代)と旧乙女(還暦前後〜)のコラボでつけた名称でしたがなんだかすっかりなじんでしまって。

ふたたび新旧乙女、結集して初夏の茶会をこちらでひらきました。



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前回は薄茶席と煎茶席にしましたが、今回は茶室で濃茶、二階の座敷で薄茶と二席もうけました。
こちらは茶室、濃茶席です。
円相窓からの眺めは抜群です。ここを待合にする予定でしたが、なんと四畳半の茶室とのあいだの襖がとっぱらわれているのに当日気づく!急遽七畳半の広間になりましたが、結果としてひろびろ使えてお客さまにはよかったかも。





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一般公開中の母屋からの連結。ここを観光の方も通られるので、着物きているわれわれはちょっと好奇の的になってました。



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ここは炭も使えるし、借り賃も格安で、京都市さまさま。
スタッフの方も親切で、こんな案内ボードも作ってくれていました。(「新旧」がぬけてますけど、、、(^_^; )
水だけが飲用にならないので、10リットルタンクをふたつもちこみ。前日銅駝水をくんできましたよ。





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右手にちらっと水屋。
風炉以外の熱源は電気のみ。HIヒーターもちこみ。狭いながらもとなりの小間も水屋の延長として使えるので使い勝手は良好です。





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ここの床の間は、、、とにかく広い!
でかすぎて、うちの小間ではもてあます大きな根來写しの湯桶(?)を花器に。それでもまだ小さく見えるくらい広い床。これに負けない大きなテッセンを乙女はうまくいれてくれました。

軸は清水公照さんの「坐久烟雨収」。
6〜7年前、御所の拾翠亭ではじめて京都で茶会をやったときに掛けた軸を久々に。
しばらくすわっていれば雨もおさまるだろう。つらいこともそのうちとおりすぎるよ、、と解釈。、、で、雨がやんだのでたたんだ唐傘の香合を。この雨の話は薄茶席に続きます。





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お菓子はこれも乙女の和菓子職人さんに依頼して作ってもらいました。彼女はちかぢか独立にむかって邁進中。




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表面の襞模様と断面の白〜紫、ここは下鴨、葵祭の斎王代の襲にかけて「藤襲(かさね)」と命名しました。
すてきなお菓子をありがとう、です。

濃茶は、某コレクターの方のご厚意で、室町のころの天目茶碗をお借りできたので、敬意を表して台天目(四ヵ伝)のお点前としました。この点前をお稽古じゃなく、茶席でする日がくるとは!
貴重な茶碗だし、借り物だし、いやがうえにも丁重にあつかわなければ、、、という思いが自然に茶碗を低く持ったりという所作に現れ、こういうことだったのか、といまさらながら台天目点前の意味を知る!

天目茶碗での頂き方も流派それぞれ、というのもびっくり。表千家では台ごと飲まれるのですね。(裏千家では台から外して飲む)藪内ではそもそも天目茶碗で飲めるのは三位以上で、普通の茶碗にうつしてから飲むとか。これまたびっくり!おかげで席中、話題がつきませんでした。

第一席がはじまるまでの1時間、準備を他の人に任せてお尻に火がつきながら作った灰形は、、、とても、おみせできません( ̄^ ̄)ゞくくっ、、、(涙)





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濃茶席を終えたお客さまを二階の座敷、薄茶席にご案内。




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あら、途中に達磨さんがおられるわ(^◇^;)




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薄茶席は主に新乙女がプロデュース。
私は濃茶にかかりきりで、とうとう見にいけなかったので、これは茶会がおわったあとの風景。
この緑麗しい眺めを背負ってのお点前です。

煙草盆のかわりに薬玉を。乙女〜♪

こちらのお道具はほとんど乙女のもちよりで、やっぱり乙女らしい.゚+.(・∀・)゚+.

斎王代の牛車の車を鴨川で洗った風景をうつした片輪車の薄器に、パリの茶箱展に随伴してゲットしたというセーヌの流れ、もしくは鴨川の流れを美しく現したモダンな茶杓のとりあわせがすばらしかった。ちなみに茶杓の銘が左岸(リヴゴーシュ)、、、ではなくて「此岸」。彼岸に行くまで此岸で思い残すことなく楽しんで生きようよ、という意味らしいです。




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床の間にダーシさん。実はこれはうちの玄関にいつもすわっている子。
カレルチャペックの「仔犬のダーシェンカ」から、「その後のダーシ(ェンカ)」という名前がついていたもの。(脇山さとみさん作)

彼の置き場所、向き、をお点前する人がその時の気分で替えていく、という趣向で、後ろ向きもあったみたい。




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なにより出色は、新乙女手作りの干菓子でありました。

先ほどの席で雨がやんだので、虹がでたわけです。
虹は浮島で胡麻もはいっていて美味しかった!それにしても手間のかかっていること!




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そして虹もでたので、晴れた空に、衣(Tシャツ)干すてふ天香久山、、、なんだそうで。このTシャツ、一つ一つ形に切り取って作ったんですって。
やられました!乙女茶会の本懐ですね。




IMG_7041.jpg




41名のおいでくださったお客さま、ありがとうございます。
いろいろ不手際もありましたが、乙女茶会は楽しいのがいい、と思うので、楽しんでいただけたのだら首尾は上々です。

お菓子の準備から設営、席中、撤収まで、活躍した乙女たちもご苦労様でした!
楽しかったね。







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