topimage

2017-11

鞍馬寺・竹伐り会2017 - 2017.06.21 Wed



P6200014.jpg




鞍馬寺なのである。
市中から叡電に乗って30分。
でもここからがまた一山のぼらねばならないのである。(ケーブルカーもあるけどね)
若い頃は鞍馬の奥の院から貴船へのトレッキングはよくしたものだが、今となってはもうしんどいわ。




P6200021.jpg




6月20日に毎年おこなわれる鞍馬寺の竹伐り会式、学生の頃からだからかれこれウン十年、行こう,行きたい、行かねば、、、と思いつつ一度も行けなかったのは、かくの如く遠いのと、平日とは限らないというのがありまして。

かくして何年越しかの宿願をやっと果たせたのであります。
苦労してたどりついた本殿はなにやら御利益ありそうで、すでに近江座、丹波座の文字も見えますね。





P6200028.jpg



本堂前のパワースポットとかいう△石。(昔はこんなんなかったような気がするが)

鞍馬寺は歴史的には真言宗であったり天台宗であったり、修験道や陰陽道など、いろんな宗派がまじって最終的に宗派にとらわれない、けれど名前は鞍馬弘教というお寺である。5月のウエサク祭など、どこか異国的なにおいがする祭事もある。




P6200030.jpg




けれどやっぱり一番有名なのは竹伐り会だろう。(ちなみに鞍馬の火祭は由岐神社のお祭りだからね)

本殿前の結界。
これを切って(すばやすぎて写真とれんかった、、、)式のはじまり。





P6200034.jpg




鞍馬は今でも七仲間という家柄・家格をあらわすしきたりが残っていて、このあたり八瀬童子を思わせる。

お坊様のあとに赤い傘を差し掛けられているお方が導師様。
女性で、どうみても90才は越えておられるようだが、しっかりとした足取りで入堂された。




P6200038.jpg




竹を伐るのは七仲間の内、一番鞍馬寺と所縁の深い大惣仲間の人たち。
手に持つのは錦の袋に入った竹を切る太刀。装束はご存じ弁慶スタイル。昔の僧兵もかくや、あらむ。




P6200043.jpg




東に近江座、西に丹波座。
これはお酒?による浄めをうけているところ。(たぶん)

ちなみに竹伐り会の起源は宇多天皇のころ、というから9世紀末。

鞍馬山中興の祖・峯延上人の修法中、大蛇があらわれてこれをとって喰おうとしたのを、神呪の霊験にて大蛇を屠ることができた。この大蛇を切って龍ヶ嶽に捨てたことから、竹を大蛇に見立てて伐るのである。




P6200046.jpg




ついでお稚児さんによる「七度半の御使」

それぞれの役にむかって「竹伐りの神事めでとう候」「近江、丹波の竹見事に候」、、、云々。
最後に近江・丹波両座に「竹ならしあげ候へ」と竹ならしをうながす。









ふだん使い慣れない古語をたどたどしく言うところがかわいいですね〜。

ちなみに竹ならしとは、後の勝負伐りの時の両座の条件を同じにするために竹を切りそろえこと。これはけっこう何本もの竹を伐らはった。




P6200061.jpg




ふりかぶって、、、




P6200062.jpg




伐る。
一発で切れることはまずなく、2〜5回くらいで竹は切れる。




P6200066.jpg




伐る方もだが、竹を支えている人たちの真剣さがまた絵になる。

ちなみにみんな腰に難除けの南天の枝を挿している。




P6200067.jpg



これを何度も繰り返し、竹ならし終了。
中にはこれで仕舞かと帰る観光客もいるが、本番はこれからでっせ。




P6200074.jpg




本番の竹の勝負伐り(近江座、丹波座で伐る早さを競う)の前に舞楽奉納。
今年は迦陵頻。(毎年演目は変わるようだ)





P6200076.jpg




これも地元の鞍馬小学校の子たちなんだろうな。
そういえば、正面のよく見える場所に「鞍馬小学校観覧席」があった。やはりこれも地元密着の行事。うらやましい。





P6200082.jpg




勝負伐り。
合図は導師のかかげる檜扇なのだが、ちょうど影になって見えぬ。ちろっと扇だけ見えているのだがおわかりだろうか。




P6200088.jpg




竹を一節とびに五段に伐るのだが、もう早くて早くて撮影追いつかず。





P6200089.jpg




(で、ピントずれずれ)

「近江の勝ち〜!!」
と叫びながら先に切り終えた近江座が切った竹を持って本坊へ走るところ。





P6200095.jpg




これは負けた丹波座の方。

ちなみに勝った方の地方が豊作になるのだとか。

持っているのは本物の刃物なので、手が滑って飛んでくることももるので下がって下さいよ〜と警備の人が言ってたわ。




P6200099.jpg



かくのごとく、すっぱりときれいに切れた切り口。




P6200103.jpg



かくして、ご一同様下堂され式は終了。
この間約1時間。
なかなか見応えがあった。来てヨカッタ。




P6200108.jpg




この竹の結界がおもしろい。

さあ、伐る!という直前に熱中症で倒れた方がいて担架が出るという一場面もあったが、カメラ小僧ならぬじいさんが救護要員に(写真が撮れないから)座れ!と悪態をついていたのはいただけない。分別ついているはずの歳なのにマナーというか人間としてどうよ。





P6200110.jpg




などということもありつつ、下山。
鞍馬の仲間組織についてちょっと興味がわいてきたのでまた勉強しようと思う。






関連記事

● COMMENT ●

しぇるさん、こんにちは

私も、真夏に、ひいこら汗かきながら

こちらの御寺さんの、階段登ったなぁ~

鞍馬寺さんは、独特の世界観がありますよね

実際、行ってみると

そのあたりの空気感、ビシビシ体感しますよね^^;

高兄様

パワースポットでエネルギーチャージ!、、、、、と、行きたいところですが、実際は山登りでエネルギーすいとられているような、、、、(^◇^;)
鞍馬寺の教義は以前から興味がありましたが、いまだによく分からない、、、、


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://cherubinpriel.blog.fc2.com/tb.php/872-066de93c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

天空の紫陽花の谷〜西山大原野善峯寺 «  | BLOG TOP |  » 梅雨のまほろば茶事

最新コメント

プロフィール

しぇる

Author:しぇる
京都へ移住する前から書いているブログなので、京都移住後もタイトルに愛着がありこんなタイトルです。でも「もう・住んでる・京都」です。旧ブログから引っ越ししてきました。

最新記事

カテゴリ

未分類 (9)
茶の湯 (216)
茶事(亭主) (25)
茶事(客) (60)
茶会(亭主) (2)
京のグルメ&カフェ (52)
町家ウォッチング (7)
弘道館 (7)
岡崎暮らし (50)
MUSIC (4)
能・歌舞伎 (32)
京都めぐり2017 (26)
京都めぐり2016 (34)
京都めぐり2015 (34)
京都めぐり2014 (39)
京都めぐり2013 (36)
京都めぐり2012 (6)
本・映画 (8)
美術館・博物館 (53)
奈良散歩 (19)
大阪散歩 (1)
着物 (6)
京の祭礼・伝統行事 (38)
祗園祭2017 (17)
祗園祭2016 (18)
祗園祭2015 (16)
祇園祭2014 (13)
祇園祭2013 (14)
修二会2017 (4)
修二会2016 (3)
修二会2015 (3)
修二会2014 (3)
修二会2013 (3)
その他の町散歩 (2)
京都和菓子の会 (3)
イスタンブール・カッパドキア紀行2013 (8)
パリ紀行2014 (7)
英国田舎紀行2015・湖水地方とコーンウォール (7)
ノルウェー紀行2016 (4)
ポルトガル中部〜北部紀行2017 (7)
古筆 (1)
京都でお遊び (5)
ギャラリー (3)
暮らし (4)
中国茶 (23)
京都の歴史・文化について勉強 (2)
過去ブログ終了について (0)

月別アーカイブ

検索フォーム

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QR