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2017-10

天岩戸のカミあそび〜岩戸山2017 - 2017.07.15 Sat

14日は宵々々山であるが、日が暮れるとすでにたくさんの人出となる。
ここ数年毎年岩戸山で14日におこなわれる舞楽奉納・天岩戸のカミあそびに昨年に続き今年もやってきた。




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17時と18時の二回。18時の回になると日もだいぶん落ちて、少し涼しさを感じる。
山の懸物の説明など聞きながら、始まりを待つのもそれほど苦にならない夕暮れ時。





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ここは木乃婦のご町内だから、木乃婦のご隠居さんがご挨拶に。

ご存じかと思うが、岩戸山は天の岩戸伝説をテーマにしているので、ご神体は(岩戸に雲隠れした)天照大神、(天の岩戸をこじ開けた)手力男尊(タヂカラノオ)、(雲隠れの原因を作った素戔嗚尊とその姉アマテラスの父)伊弉諾尊(イザナギ)。
昨年も思ったが、なぜ岩戸をこじあける契機をつくった最大の功労者・天宇受賣命(アメノウズメ)が祀られていないのだろう???






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篠笛・玲月流流祖森田 玲さん(ちなみにこの奉納曲の作曲者)
篠笛・鉦・南部香織さん(森田さんの奥様)
太鼓・植木陽史さん











一度聞くとしばらく頭の中をぐるぐる回りそうなお神楽だわ。




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観世流シテ方林宗家の若、林宗一郎さん

今年は天宇受賣命のお神楽だけでなく、伊弉諾尊の国生み伝説の仕舞も新たに。
手にする矛は「天沼矛(あめのぬぼこ)」




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この矛で天の浮き橋に立ち、混沌とした大地をかき混ぜる場面。
したたりおちた雫からできた島がおのころ島。

ここから伊弉諾尊、伊弉冉尊(いざなみ)の国生みがはじまる。





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この矛を天の御柱(みはしら)として、まわりながら「あなにやし えをとこを」「あなにやし えをとめを」
先に女神の伊弉冉尊(いざなみ)が「あら、いい男」と言っちゃったので、蛭子しか生まれなかった。
しきりなおして「あなにやし えをとめを」と先に伊弉諾尊が言ったので、次々と国が生まれ大八洲(おおやしま)になったという神話をなぞる。





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ついで天宇受賣命の神楽舞。




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さきほどの軽妙なお神楽にあわせて舞う姿は、岩戸山というふさわしい舞台でますますすばらしく、能楽師の舞をこんな近距離で眺められる機会もまたとないと思われ、今年も来てよかった、と思うのである。





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昨年は能面をつけて舞われたが今年は直面(ひためん・面なし)、でイケメンとか言って、木乃婦のご隠居が笑いをとっておられました(^_^;)




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お開きになるころには、黄昏時になっていた。
せっかくだから岩戸山にのぼってみよう。




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ここの登山券をかつてある事情でたくさん所持していたことがあり、祗園祭のたびによく登らせてもらった。今は持っていないけど。




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お、木乃婦の御献燈。




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装飾品のお飾り所になっているTHE TERMINAL Kyotoでポスターを見る。
知り合いのN君撮影のものらしい。ええアングルやなあ。来年はこのポジションねらうか。





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最後に、森田さんも林さんもご隠居もさかんに宣伝されていた、岩戸山だけの生粽(食べられる)を買って帰る。木乃婦さん作。ほのかな甘みが美味しゅうございました。




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● COMMENT ●

しぇるさん、毎日お暑いですね!!祇園祭りのお能の方々の古事記のお神楽があるなんて知りませんでした!!日本の神話もなかなか面白いですよね!!私も去年、古事記、色んな神話の本読みました!面白かったです!ただ、神様の名前が長過ぎて誰が誰だかわからなくなりました。蛭子は海に流されてその蛭子が西宮に流れ着きえびすさんになったそうですよ!!

みゅうぽっぽ様

カミあそびは比較的新しいイベントだと思います。
お能に興味がなければ情報にひっかかることは少ないかも知れませんね。
ちなみにヒルコ=エビスと考えるようになったのは室町以降のことらしいです。


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