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2017-08

珠玉の香合・香炉展〜静嘉堂文庫美術館 - 2017.08.04 Fri

東京日帰り弾丸ツアー。

一番の目的はこの方に会うことだったのよね。




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、、、、と言ってもこれは飴缶なんですけど、、(^_^;

春にいった東博の茶の湯展で、展示時期がはずれて見逃した、国宝曜変天目(稲葉天目)を見に。

秋の国宝展で京都に来るといううわさも聞くが、まずは本家の静嘉堂で見たかった、というのもあるし、特別展の香合も見たいし。




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二子玉川駅からこれはどうやってもタクシーしかないだろう、というような細い複雑な道をたどるようなところにある静嘉堂文庫美術館、岩崎弥太郎の弟、弥之助、小弥太親子のすんばらしいコレクションを蔵する美術館である。なにせ国宝7件、、、ってすごい。




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ここは初めて来たのだが、展示の工夫やアイデアもよくて、曜変天目と同じサイズ、重量の天目茶碗をわざわざ特注してさわらせてくれるなんて、なんてすてきなんだ!(意外と重いのね、一生本物は触れないからね)

今回のテーマ・香にあわせて太っ腹な香木の塊も展示、さわってにおってみるのもOK\(^O^)/




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入館して、まずはなにをおいても曜変天目。
いや〜、、、これか〜、、、やっぱり美しい、、、としか。この宇宙的青のハレーションときたら!藤田の曜変天目も美しいが、青の美しさではやはりこちら。外側も一見黒く見えてよくみるとブルーのラスタ。
曜変は、いまだに製造法がわからないという所もミステリアスで、ガラス越しとは言え、至近距離で拝見できるシアワセ。




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心を落ち着けて、それからおもむろにいならぶ香合・香炉を拝見。

ここは「形物香合番付」に載っている香合を一体いくつ所有しているのか。茶の湯関係の本でどこかで見たことのあるようなものとか、有名なやつやろ、これ?のものとか、香合だけでこれだから、他の茶道具はどんなんだろう。
岩崎親子が茶の湯に興味があってほんとヨカッタ、と感涙(ジョーク)。




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香炉なのだが、やはり仁清はすごい!と思ったのが法螺貝香炉。猫がうずくまっているくらいの大きさはあって、遠くから見ると地味な法螺貝なのに、近寄ってみてびっくり!多色の鮮やかな色が(金彩も)これでもか、と表面を埋め尽くしている。遠景を計算して近寄ると鮮やか、これは印象派の絵画やな、と思った。




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(静嘉堂文庫・岩崎親子のコレクションを収納するために小弥太が建てた英国風建築。設計・桜井小弥太)




香合の種類は多彩をきわめ、焼物あり、蒔絵あり。
どれもすばらしいが印象に残った物をいくつか。


仕覆蒔絵重香合(江戸時代)、今にも仕覆を脱がせかかっている、というだまし絵的な蒔絵がすてき。

吉野山蒔絵十種香道具(江戸時代)、香道の皆具一式、ひとつひとつが見事な上、これだけフルにそろっていると壮観。

伝遠州所持・屈輪冠香合(明時代)、普通の丸い香合に屈輪が彫られているのはよくあるが、中国の官吏の帽子にこまかい屈輪があるのがめずらしくて面白い。




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呉須の赤玉香合のみかん大の大きいのと、きんかん大の小さいのが並べてあって、小さいのがかわいくていいな、と思ったら、やはり小さい方が価値が高いそうで。

大好きな古染付の香合もいくつか。


香合を炭斗にどう仕込むか、炉と風炉の違いをしめすデモ展示があって、これはよかった。
炉の炭斗の羽根の下にちょろっと顔をだしている、のんこうの雀香合のかわいさときたら、萌えるわ。




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至れり尽くせりの展示アイデアに、さらにA6サイズの図録なんて、もう、泣かせる。





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館内にタクシー呼び出し専用の電話まであるという交通立地の不利なところを補ってあまりある静嘉堂美術館。
やっぱり、ここで稲葉天目みることができてヨカッタ。

(しかもかえり道、タクシーの中から横浜の茶友A庵さんをみつける!というサプライズもあったし)










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● COMMENT ●

しぇるさん、お早うございます!!こちらにいらしたのですね!!静嘉堂文庫行かれたのですね!!私も行きたいと思っている展示会です。香合、素敵ですよね!小さな美ですね!関西よりは涼しいですがやはり蒸し暑くいやになりますね!!でも日帰りとは凄いです!!

みゅうぽっぽ 様

1日で東京の美術館を駆け巡りました。
京都のようなコンパクトな町に住んでいると、東京のあまりの広さに距離感が狂ってしまいますね〜。


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