ポルトガル中部〜北部紀行2017〜その4・コインブラ大学 - 2017.08.17 Thu
ポルトガル中部、古都コインブラ。
大学を中心に栄えて、学生の街であるところも京都に似ている。

川の対岸から見たコインブラの町、こんもりと緩やかな丘になっているのがわかる。そして一等目立つのがコインブラ大学の時計塔。
コインブラ大学はポルトガル最古の国立大学で、欧州屈指の学問の府なのだ。

10近くの学部があってこの丘に集まっている。
ちなみにこれは化学部?

これは医学部だな。
学部にはそれぞれシンボルカラーがあって、その色のリボンを在学中身につけ、卒業の時にこれを焼き捨てる祭があるのだそうだ。

ちなみに学生たちはこの黒マントを身につけ、町を闊歩するのだとか。

でも今は夏休みだから鉛筆売りのアルバイト中(^_^;
マントはその小道具ね、こんな暑い時期にこのマントはちょっとね。
大学巡りプログラムもあって、時間指定のジョアニア図書館(ホグワーツのモデルとも)以外をぐるっとまわって最後に図書館、というコースがよいかな。

なので図書館ツアーが始まるまで、大学の中(主に旧大学で現在は使われていない)をぐるぐる。
ここはサイエンス博物館になっている。

歴史の重さを感じられる重厚な作り。
京都の某K大学も昔のいい教室がいくつもあったのに、すっかり新しい建物に刷新してしまって残念なことだ。博物館として残す手もあっただろうに。

なんだか懐かしい階段教室。
シンクのついた化学実験室もあった。

特筆すべきは世界中の動物の剥製。
絶滅危惧種、あるいはすでに絶滅した種のもあって、これは今なら動物愛護協会から訴えられそうなコレクションで、動物たちの姿をみていると、ちょっと胸が痛む。

いよいよ旧大学の門をくぐる。
これは「鉄の門」といわれ、ひとたびこの中へ入るとキビシイ授業が待っていたのだそうだ。たとえばラテン語以外しゃべってはいけない場所とか。

広い校庭は陽射しが容赦ない。
ここがラテン回廊。そのラテン語以外NGの場所。

正面が先ほどの時計塔、18世紀の建築。

この大学を創設したポルトガル王ディニス1世の像。なんと1290年の設立と言うから、日本の大学なんか目じゃないわね。

このホールは「帽子の間」。
学位の授与や教授の就任式などに使われたという。

これが大学のマークらしい。かっこいい。

さて、一番人気のジョアニア図書館、20分おきに20人くらいのグループで見学。
あいにくと外構も補修中。

(写真はNGでした。ネットで是非写真を調べてみて下さい。すごくすてきだよ)
高い天井までとどく書架にならぶのは金で装飾された革表紙の本、ぎっしり!18世紀の建築。二層(二階)の本棚にはハシゴがかかりホグワーツ感たっぷり。しかし、このハシゴって高所恐怖症にはちょっと、、、
柱にはシノワズリの金泥装飾が時代を思わせる。
かつては最先端の知識の宝庫であったこの図書館、おびただしい本は今は歴史的価値はあっても学問的価値はもう失われているだろうが、輝かしい学問の時代の記録としてこれからもずっと大切に保存されていくのだろうな。

時計台は200段弱をのぼって見晴らしがよいらしいが、順番待ちが長かったのであきらめる(それに高いところ恐いし)

ついでに学生食堂で軽食を。夏休み期間でお客さんはほぼ観光客でしたけどね。

記念に鉛筆を買って写真を撮らせてもらった。何が専攻か聞けばヨカッタ、とあとで。

大学から丘をおりて町中を歩く。
サンタクルス修道院。教会や修道院の中はどこもあまりかわりがなくて、、、(^◇^;)

そのお隣のクラシックなカフェで休憩。

ここも元修道院だったらしい。

1日に二回ファド(フランスでいえばシャンソンのようなもの)のステージがあるらしく、その時間にまたもどってくることにしよう。

ステージは、、、、おそらく修道院時代にはキリスト像などが飾られていただろう場所。
リスボンでもファドを聴いたが、コインブラファドはほとんどが男性歌手で、コインブラの卒業生が多いのだそうだ。
哀切というよりはどこまでも明るい感じだね。

で、ここで食べたのがパステル・ド・ナタ!(エッグタルトのようなもの)
これはポルトガルスイーツの最高峰だと思う。リスボンで奥様が日本人の、パウロさんのカステラの店があって、そこへも5年前いったのだが、、、、なんとパウロさん、奥様の実家の京都に1〜2年前、北野天満宮のすぐ隣にひっこしてきはってビックリしたのだが、ここのナタが日本人向けなのかどうか一番美味しいと思う。
ポルトガルのはどの店のもちょっと甘過ぎ。

ぶらぶらそれからも町歩き。

コインブラの窯で焼いているコニンブラガ焼。
5年前、花入を買って帰ったの、今でも愛用していますよ。
大学を中心に栄えて、学生の街であるところも京都に似ている。

川の対岸から見たコインブラの町、こんもりと緩やかな丘になっているのがわかる。そして一等目立つのがコインブラ大学の時計塔。
コインブラ大学はポルトガル最古の国立大学で、欧州屈指の学問の府なのだ。

10近くの学部があってこの丘に集まっている。
ちなみにこれは化学部?

これは医学部だな。
学部にはそれぞれシンボルカラーがあって、その色のリボンを在学中身につけ、卒業の時にこれを焼き捨てる祭があるのだそうだ。

ちなみに学生たちはこの黒マントを身につけ、町を闊歩するのだとか。

でも今は夏休みだから鉛筆売りのアルバイト中(^_^;
マントはその小道具ね、こんな暑い時期にこのマントはちょっとね。
大学巡りプログラムもあって、時間指定のジョアニア図書館(ホグワーツのモデルとも)以外をぐるっとまわって最後に図書館、というコースがよいかな。

なので図書館ツアーが始まるまで、大学の中(主に旧大学で現在は使われていない)をぐるぐる。
ここはサイエンス博物館になっている。

歴史の重さを感じられる重厚な作り。
京都の某K大学も昔のいい教室がいくつもあったのに、すっかり新しい建物に刷新してしまって残念なことだ。博物館として残す手もあっただろうに。

なんだか懐かしい階段教室。
シンクのついた化学実験室もあった。

特筆すべきは世界中の動物の剥製。
絶滅危惧種、あるいはすでに絶滅した種のもあって、これは今なら動物愛護協会から訴えられそうなコレクションで、動物たちの姿をみていると、ちょっと胸が痛む。

いよいよ旧大学の門をくぐる。
これは「鉄の門」といわれ、ひとたびこの中へ入るとキビシイ授業が待っていたのだそうだ。たとえばラテン語以外しゃべってはいけない場所とか。

広い校庭は陽射しが容赦ない。
ここがラテン回廊。そのラテン語以外NGの場所。

正面が先ほどの時計塔、18世紀の建築。

この大学を創設したポルトガル王ディニス1世の像。なんと1290年の設立と言うから、日本の大学なんか目じゃないわね。

このホールは「帽子の間」。
学位の授与や教授の就任式などに使われたという。

これが大学のマークらしい。かっこいい。

さて、一番人気のジョアニア図書館、20分おきに20人くらいのグループで見学。
あいにくと外構も補修中。

(写真はNGでした。ネットで是非写真を調べてみて下さい。すごくすてきだよ)
高い天井までとどく書架にならぶのは金で装飾された革表紙の本、ぎっしり!18世紀の建築。二層(二階)の本棚にはハシゴがかかりホグワーツ感たっぷり。しかし、このハシゴって高所恐怖症にはちょっと、、、
柱にはシノワズリの金泥装飾が時代を思わせる。
かつては最先端の知識の宝庫であったこの図書館、おびただしい本は今は歴史的価値はあっても学問的価値はもう失われているだろうが、輝かしい学問の時代の記録としてこれからもずっと大切に保存されていくのだろうな。

時計台は200段弱をのぼって見晴らしがよいらしいが、順番待ちが長かったのであきらめる(それに高いところ恐いし)

ついでに学生食堂で軽食を。夏休み期間でお客さんはほぼ観光客でしたけどね。

記念に鉛筆を買って写真を撮らせてもらった。何が専攻か聞けばヨカッタ、とあとで。

大学から丘をおりて町中を歩く。
サンタクルス修道院。教会や修道院の中はどこもあまりかわりがなくて、、、(^◇^;)

そのお隣のクラシックなカフェで休憩。

ここも元修道院だったらしい。

1日に二回ファド(フランスでいえばシャンソンのようなもの)のステージがあるらしく、その時間にまたもどってくることにしよう。

ステージは、、、、おそらく修道院時代にはキリスト像などが飾られていただろう場所。
リスボンでもファドを聴いたが、コインブラファドはほとんどが男性歌手で、コインブラの卒業生が多いのだそうだ。
哀切というよりはどこまでも明るい感じだね。

で、ここで食べたのがパステル・ド・ナタ!(エッグタルトのようなもの)
これはポルトガルスイーツの最高峰だと思う。リスボンで奥様が日本人の、パウロさんのカステラの店があって、そこへも5年前いったのだが、、、、なんとパウロさん、奥様の実家の京都に1〜2年前、北野天満宮のすぐ隣にひっこしてきはってビックリしたのだが、ここのナタが日本人向けなのかどうか一番美味しいと思う。
ポルトガルのはどの店のもちょっと甘過ぎ。

ぶらぶらそれからも町歩き。

コインブラの窯で焼いているコニンブラガ焼。
5年前、花入を買って帰ったの、今でも愛用していますよ。
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