ポルトガル中部〜北部紀行2017〜その7・ロマリア祭直前のヴィアナ・ド・カステロ - 2017.08.19 Sat
長らくおつきあいいただきました紀行、これで最後です。
ポルトからドライブエクスカーションに北部の町三ヶ所(ヴィアナ・ド・カステロ、ギマランイス、ブラガ)1日で巡ったが、一番印象深いヴィアナ・ド・カステロについて。
ポルトガルでは大きい都市でも路上駐車が主で、みなさんキビシイ縦列駐車をみごとにこなしてはる。お金を取るところもあるが大方は無料!
しかしほとんどつまっているので、有料駐車場をさがして停めることがほとんどだった。

パーキングの表示だけ必死にさがしてたまたま入れたところが鉄道駅の駐車場、でてみると踊りまくる男女の像が!
これこそヴィアナ・ド・カステロを有名にしているロマリア祭の像なのだ。
と言いつつ、実はあまりよく知らなかった(^_^; 写真は昔National Geographicかなにかで見たような気はするのだが。

ヴィアナ・ド・カステロ駅。
ミーニョ地方というほとんどスペインとの国境に近いこの町は、普段は人口9万ほどの地方の小さい町といった感じ。

それが8月の第3週、ポルトガル中から(あるいは世界中から)巡礼があつまって華やかな祭の町になる。
訪ねた日はまさにその祭の4日前!おしかったなあ、、、
でも駅の正面のメインストリートにははやくも飾り付けが。

ロマリア祭は別名嘆きの聖母巡礼祭とよばれる。
巡礼たちは男も女も各地の華やかな民族衣装をまとって、パレードやフォークダンスを披露、牛追いがあったり、露店がでたり、それはそれは賑やかなのだそうだ。
なぜここで?と思ったが、なかなか由来とか起源とか調べきれなかった。(スペイン語はなんとかわかるがポルトガル語は読めないし)

旧市庁舎、なんと16世紀の建物。日本でいえば安土桃山くらいのものだよ。
右側に書かれているのはスペイン語で「われらみなロマリア!(Somos todos Romaria)」
って、ロマリアの意味がよくわからないのだが、、、

ここにロマリア祭の日程が書かれている。
なんでも最終日はアゴニア教会への宗教行列があって最大の見物となっているとか。花で飾られたろうそくをもって民族衣装の女性たちが行進するらしい、、、ああ、見たかった、、、
ちなみに絵の右の頭が異様に大きい女性は実はギガンテ(ジャイアント)という3mほどの人形で、パレードに参加するもの。

それもさびしいので、町なかにあったコスチューム博物館へ。町が運営しているらしく無料、ただし撮影はできなかった。

ポルトガル各地の民族衣装の展示が興味深い。赤系あり黒系あり、華やかだ。
そろって老いも若きも首にじゃらじゃら金のネックレスやペンダントを多重につけいてるのだが、細い金線や銀線を細工して繊細な模様をつくる美しい物。これはフィリグラーナ(Filigrana)といってポルトガル北部の伝統産業なのだそうだ。
小さい頃からお金をためてひとつひとつ集めてつないでネックレスにしたりするそうですよ。
(参考画像はこちらに→☆)
ブルーミングハートというモチーフが有名。駅前の電飾のモチーフね。

町では小さな教会でも飾り付け(屋根や十字架に電飾を取り付けてはった)、おじさん、おっこちないように気をつけてね。

街角も小さな旗で飾り付け。

最後に巡礼立ちが最後にめざすというアゴニア教会へ行ってみたが、まわりはなんの変哲もない広場。祭の期間中はここにいっぱい露店がならびダンスの披露などあるのだろうなと想像しながら。

こちらはその「嘆きの聖母」様。
カソリックについてはあまり多くをしらないが、マリアの生涯の7つの悲しみ(ピエタなんかもそのひとつ)は絵画などのテーマになっているそうだ。

ヴィアナ・ド・カステロはリマ川の河口の町、別名リマの女王とよばれる。おそらくもう2度とくることはないだろうから、こんな美しい小さな町に出会えたことを感謝しつつここをあとにした。

明日は帰国という日、ポルトのポウサーダに停めたレンタカー、一体何km走ったことだろう。500km前後はいってるだろう。お世話にナリマシタ。ありがとう。
それにしてもYahoo!のカーナビのなんと便利なことよ!!

ポルトの空港、ここからリスボンへ、そして帰国。
ポルトガル語だがスペイン語にかなり似ているのでなんとなくわかるよ。
「リスボン空港拡張計画 より快適に より広く より簡単に」(たぶん)
さらばポルトガル!Até logo!
ポルトからドライブエクスカーションに北部の町三ヶ所(ヴィアナ・ド・カステロ、ギマランイス、ブラガ)1日で巡ったが、一番印象深いヴィアナ・ド・カステロについて。
ポルトガルでは大きい都市でも路上駐車が主で、みなさんキビシイ縦列駐車をみごとにこなしてはる。お金を取るところもあるが大方は無料!
しかしほとんどつまっているので、有料駐車場をさがして停めることがほとんどだった。

パーキングの表示だけ必死にさがしてたまたま入れたところが鉄道駅の駐車場、でてみると踊りまくる男女の像が!
これこそヴィアナ・ド・カステロを有名にしているロマリア祭の像なのだ。
と言いつつ、実はあまりよく知らなかった(^_^; 写真は昔National Geographicかなにかで見たような気はするのだが。

ヴィアナ・ド・カステロ駅。
ミーニョ地方というほとんどスペインとの国境に近いこの町は、普段は人口9万ほどの地方の小さい町といった感じ。

それが8月の第3週、ポルトガル中から(あるいは世界中から)巡礼があつまって華やかな祭の町になる。
訪ねた日はまさにその祭の4日前!おしかったなあ、、、
でも駅の正面のメインストリートにははやくも飾り付けが。

ロマリア祭は別名嘆きの聖母巡礼祭とよばれる。
巡礼たちは男も女も各地の華やかな民族衣装をまとって、パレードやフォークダンスを披露、牛追いがあったり、露店がでたり、それはそれは賑やかなのだそうだ。
なぜここで?と思ったが、なかなか由来とか起源とか調べきれなかった。(スペイン語はなんとかわかるがポルトガル語は読めないし)

旧市庁舎、なんと16世紀の建物。日本でいえば安土桃山くらいのものだよ。
右側に書かれているのはスペイン語で「われらみなロマリア!(Somos todos Romaria)」
って、ロマリアの意味がよくわからないのだが、、、

ここにロマリア祭の日程が書かれている。
なんでも最終日はアゴニア教会への宗教行列があって最大の見物となっているとか。花で飾られたろうそくをもって民族衣装の女性たちが行進するらしい、、、ああ、見たかった、、、
ちなみに絵の右の頭が異様に大きい女性は実はギガンテ(ジャイアント)という3mほどの人形で、パレードに参加するもの。

それもさびしいので、町なかにあったコスチューム博物館へ。町が運営しているらしく無料、ただし撮影はできなかった。

ポルトガル各地の民族衣装の展示が興味深い。赤系あり黒系あり、華やかだ。
そろって老いも若きも首にじゃらじゃら金のネックレスやペンダントを多重につけいてるのだが、細い金線や銀線を細工して繊細な模様をつくる美しい物。これはフィリグラーナ(Filigrana)といってポルトガル北部の伝統産業なのだそうだ。
小さい頃からお金をためてひとつひとつ集めてつないでネックレスにしたりするそうですよ。
(参考画像はこちらに→☆)
ブルーミングハートというモチーフが有名。駅前の電飾のモチーフね。

町では小さな教会でも飾り付け(屋根や十字架に電飾を取り付けてはった)、おじさん、おっこちないように気をつけてね。

街角も小さな旗で飾り付け。

最後に巡礼立ちが最後にめざすというアゴニア教会へ行ってみたが、まわりはなんの変哲もない広場。祭の期間中はここにいっぱい露店がならびダンスの披露などあるのだろうなと想像しながら。

こちらはその「嘆きの聖母」様。
カソリックについてはあまり多くをしらないが、マリアの生涯の7つの悲しみ(ピエタなんかもそのひとつ)は絵画などのテーマになっているそうだ。

ヴィアナ・ド・カステロはリマ川の河口の町、別名リマの女王とよばれる。おそらくもう2度とくることはないだろうから、こんな美しい小さな町に出会えたことを感謝しつつここをあとにした。

明日は帰国という日、ポルトのポウサーダに停めたレンタカー、一体何km走ったことだろう。500km前後はいってるだろう。お世話にナリマシタ。ありがとう。
それにしてもYahoo!のカーナビのなんと便利なことよ!!

ポルトの空港、ここからリスボンへ、そして帰国。
ポルトガル語だがスペイン語にかなり似ているのでなんとなくわかるよ。
「リスボン空港拡張計画 より快適に より広く より簡単に」(たぶん)
さらばポルトガル!Até logo!
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● COMMENT ●
しぇるさん、お早うございます!やはり海外の旅行だったのですね!!ポルトガル、日本に縁のある国ですね!!カラフルな傘のトンネル綺麗ですね!!教会も趣があり素敵ですね!!ヨーロッパ、素敵な国々なのに心ないテロがあちらこちらで、悲しいですね!素敵な旅の思い出のお裾わけありがとうございました。ではオブリガード!
みゅうぽっぽ様
のんびりあくせくしないポルトガルは好きですね。
夏の暑さは湿度がないとはいえちょっとしんどいですけれど。
ちなみに女性が言う場合はオブリガーダになります。
夏の暑さは湿度がないとはいえちょっとしんどいですけれど。
ちなみに女性が言う場合はオブリガーダになります。
そうなのですね!!一つお勉強になりました。ありがとうございます!
今年も素晴らしい旅でしたね。
お水取り、桜、祇園祭、この夏の旅行、紅葉としぇる様歳時記を追いながら、一年の移り変わりを感じております。その合間に本命の茶の湯が盛り沢山ですしね。
まだまだ36度超の日々が続いていますが、そろそろ秋に向けて準備をしなくては。
私達も来年からは体調を整えて旅行に出るぞ~!
お水取り、桜、祇園祭、この夏の旅行、紅葉としぇる様歳時記を追いながら、一年の移り変わりを感じております。その合間に本命の茶の湯が盛り沢山ですしね。
まだまだ36度超の日々が続いていますが、そろそろ秋に向けて準備をしなくては。
私達も来年からは体調を整えて旅行に出るぞ~!
いつも、楽しみに拝見しています。しぇる様の行動力にパワーいただいてます。私も旅から、帰り、久しぶりにのぞくと、最初のかさの写真にびっくり。イスラエルのエルサレムのレストランで、同じ傘の飾りつけがあり、ポルトガルと同じと思いました。
わたしは、傘の町には行ってませんが、ポルトガルのなつかしくて、のんびりした感じが好きです。ポルトの本やさんは、休みで、見れなかったです。限られた旅の時間では無理がありますね。
レンタカーでの旅、地図が読めない女と、朝からアルコール飲みたい男では、無理かなあ。今後も楽しみにしています。
わたしは、傘の町には行ってませんが、ポルトガルのなつかしくて、のんびりした感じが好きです。ポルトの本やさんは、休みで、見れなかったです。限られた旅の時間では無理がありますね。
レンタカーでの旅、地図が読めない女と、朝からアルコール飲みたい男では、無理かなあ。今後も楽しみにしています。
そらいろつばめ様
海外旅行は今年でちょっと当分お休みです。留守番させてた老猫が、そろそろ留守番限界になりそうで。
今年は十分楽しめたのでよしとします。
秋以降はお茶会が目白押し、開くも行くも、がんばらねば!
口切りの方はいかがですか〜?
今年は十分楽しめたのでよしとします。
秋以降はお茶会が目白押し、開くも行くも、がんばらねば!
口切りの方はいかがですか〜?
MS様
ポルトにいらしたことあるのですね。
ほんとにがっついていないというか、ゆるやかな時間が流れる,,そんな感じでした。
とはいえほぼ8〜9割のスペイン人観光客がけっこうにぎやかでしたが(^_^;
できればオフシーズンにゆっくりまた行ってみたいですが、当分老猫のために長期旅行は封印します。
地図が読めないというか、ポンコツナビなのは私もデス。
ほんとにがっついていないというか、ゆるやかな時間が流れる,,そんな感じでした。
とはいえほぼ8〜9割のスペイン人観光客がけっこうにぎやかでしたが(^_^;
できればオフシーズンにゆっくりまた行ってみたいですが、当分老猫のために長期旅行は封印します。
地図が読めないというか、ポンコツナビなのは私もデス。
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