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2024-03

冬の山科・随心院 - 2018.01.11 Thu

東山を裏から(東側から)見た風景



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山科では東山が西にある。
太陽も月も東山からでることはない。だから山科は京都ではない、といういぢわるを言う人もいる(^_^;



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その山科にも、数ルートある奈良街道のひとつが通っていて、ここから六地蔵、宇治へ到る道、その道沿いに随心院門跡がある。




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ここから1kmほど下ったところには太閤の醍醐の花見で有名な醍醐寺があるが、こちらにはあまり観光客はいない。





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門前ではかなり小規模ながら地元の手作り市がひらかれていた。




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随心院と言えば今では小野小町との関わりが有名。実際このあたりは小野氏(小野妹子や小野篁が有名)の地盤であったし、現在も地名に「小野」が残るが、小町がここ出身である、、というような小町伝説は全国あちこちにあるので、真偽のほどはさだかではない。




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お寺の大玄関の準棟纂冪。お寺に行くとまず上を見ちゃうなあ、、この美しさ。

開山は真言宗・仁海僧正、平安時代の一条天皇の頃(紫式部や清少納言が活躍した時代)。
夢に亡き母が牛に転生していることを嘆き、その牛の死後牛の皮に曼荼羅を描いたという伝承あり。




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いくたびもの戦火で焼失したが慶長年間に再建され一条家、二条家、九条家などから門跡が入山し門跡寺院になったそうで、だから寺紋は九条藤なのね。(この玄関は九条家所縁の尼さまからの寄進とか)




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寺内には写経室も。




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本堂は慶長、つまり桃山時代の建築。
ご本尊は扉にかくれて拝見できなかったが如意輪観音という。




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慶長ではあるが、この揚げられた蔀戸がなんとなく小町の時代を連想させて好きやわ。




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他に観光客もいないので、額縁庭園をゆっくり楽しむ。




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狩野派の襖絵もたくさん拝見できたが、これにはびっくり!!
なんぢゃこりゃ!?おちついた寺院の色彩のなかにとびこんでくるこのビビッドな、、、
どこかで見た画風だと思ったら、やっぱり絵描きユニットだるま商店デザインだったわ。




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小町の生涯を描いたものらしく、これは小町が宮中で召されて五節の舞姫をつとめたときのものね。




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こちらは随心院で毎年おこなわれる、はねず踊り(3月の最終日曜)だが、この踊り自体昭和48年からというから、観客が携帯を持っているのもむべなるかな、芸が細かい。
卒塔婆小町チックな年老いた小町の姿も描かれていて、すみからすみまでけっこう楽しんだ。




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庭園は枯山水ではなく、一面苔におおわれて美しい。
雨だれがうがったへこみもなんだか趣がある。




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苔の中を一筋の道




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これは榧(かや)の実
初めて見るが、まるでアーモンドのようだ。
有名な深草少将の百夜通いのエピソード(百夜連続で通い続けられたらあなたのものになると小町に言われ百夜目に雪で門前で凍死してしまったかわいそうな少将のおはなし)で、小町は少将が通ってくるたびに榧の実を糸でとおして数を数えたといわれる。




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門をでると小野梅園がひろがる。梅の枝先も少し色がついてきているようだ。この中に茶席もあるらしいが、残念ながら今は中へはいれないが、3月初めから公開されるようなので。
ちなみにはねず踊りのはねずとは、この梅林に一番多い薄紅の梅の花の色をさすらしい。




付記)いつもは近くのランチの場所なども紹介するのだが、ここ、まわりにみごとにな〜んもありませんでしたので、あしからず。



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鍵コメ様

山科、、、についてはさすがネイティブ京都人(主に洛中)はやっぱりね〜。
こわいこわい(^_^;
だるま商会のお名刺、以前いただきましたよ。覚えています。だからこれみて思い出しました。
独特のセンスなんで、好き嫌いがわかれるところでしょう。でも花街がテーマなら意外とぴったり!の画風なんじゃないかと思います。


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