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2018-08

京の冬の旅2018〜妙心寺・東海庵と毎年恒例、東林院小豆粥 - 2018.01.21 Sun

小正月(1月15日)には小豆粥
小豆の赤は邪気を払い一年健康にすごせますようにと、古代中国から伝わって日本に根付いた伝統。
だから15日にはあちこちの神社仏閣その他で小豆粥のおふるまいがある。




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毎年、楽しみにしているのが妙心寺塔頭東林院の小豆粥で初春を祝う会。
今年も無事、生き延びて、来ることができたことを喜ぼう。




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平日のはずれの時間なので、おひとりさま、ゆっくりと方丈で陽の当たるを楽しむ。

東林院は宿坊でもあり、こちらのご住職は典座(てんぞ)料理の達人であらせられる。精進料理の教室もあるのよ。





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方丈で略式茶礼で梅湯をいただき、、、有名な千両(赤い実のなるやつ)の庭を通って奥の座敷へ。




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生飯(さば)をとりわけて、後に境内の庭に置いて餓鬼・鬼神・鳥獣に施す、、、って主に小鳥で、餓鬼はともかく大きな獣がでてきたらこわいっす!




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お餅のはいった小豆粥、精進の副菜、素朴な味わいながら腹持ちの良いお精進。
今年もこれで無病息災でありますように。




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この日は小春日和とでもいうような、暖かな一日だったけれど、数日前の寒波で凍った氷がまだ溶け残る。



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学生の頃からよく出入りしていた妙心寺境内、先日の相国寺もそうだったが、禅宗のお寺の中は広くてはひとつの集落みたいだ。




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さて、冬の旅5年ぶり公開の東海庵に到着。

東海庵は妙心寺四派のうちの東海派の本庵。妙心寺四派については以前調べたことがあったのだけれど、きれ〜に忘れとったわ(^_^;




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玄関を入るとすぐに大きな竃のあと。この裏は厨なのかな。

こちら、開山は室町時代にさかのぼり、妙心寺に多大な土地を寄進して、山内にいくつもの塔頭も寄進している美濃の豪族斉藤氏の室、利貞尼の援助で整備されたという。(斉藤氏はのちに斎藤道三にのっとられる)
現存する建物はほとんど江戸時代のもの。




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こちらのすばらしさはなんといってもそれぞれテイストの異なる三つの庭。

まずは方丈南の「白露地の庭」




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ない、、
なんもない、、
この砂しかないすがすがしさ!
こういうのははじめてかな。

左手の棗型つくばいのみのアクセント。




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あと床の埋木フェチとしては、これも見ておかねば。(一番萌えるのはやっぱり西本願寺の埋木だけれどね)




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これは栗?
宝珠?




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これは蓮華であろう。
穴の修復とはいえ、つくろった大工さんの遊びゴコロが見られて楽しいのである。




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2番目の庭は、またがらりと変わって枯山水庭園「東海一連の庭」
蓬萊山とか、三尊石とか、鶴亀石とか、枯山水のありとあらゆるファクターをとりいれている感じ。
でも先ほどのなにもない美しさを見たあとではちょっとうるさすぎる気がしないでもない。




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でも、この一文字蹲居はすてき!
自然石をくりぬいて作ったものとか。




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最後にあまりに印象的な書院南庭の枯山水。
7石が配置されているが、見る方向によって数をかえる。




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水になげこまれた一石、そのまわりにひろがる波紋、、、凝視していると目がくらくらする。
静止していながら波動を確かに感じる。




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方向をかえてためつすがめつ眺める。
毎朝修行のひとつとして禅僧が形作っていくのだそうだ。石のきわがむつかしそうだがきれいな円形。



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ふと顔を上げると、、、大きな棕櫚の木と、飛行機雲三筋。
なんとフォトジェニック!




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堂宇の屋根瓦も壮麗でリズミカル



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いやあ、なんか久々にすばらしい枯山水見たわ。





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