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2018-10

第5回珠光茶会〜法華寺+東大寺 - 2018.02.09 Fri

5年目を迎えた寒い季節の奈良・珠光茶会、第1回目から欠かさず皆勤でございます。
大雪の第1回、大安寺と薬師寺の第2回、薬師寺で宗偏流フルコースの第3回、元興寺で遠州流フルコースの第4回と、、、、それぞれ想い出があります。





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会期は6日間、いろんな寺社で釜がかけられますが、今年は他流試合ねらいで、まずは法華寺の薄茶席、藪内流随竹庵の若様の席でした。(香雪美術館玄庵茶会でおなじみ)





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法華寺は光明皇后発願の尼門跡寺院、四月には2年前にいったところのひな会式法要があり、珍しい尼様ばかりの女声声明がきけます。




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この日はこの冬で一番寒い、、、といわれた日で、池も凍っておりました。




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こちらは光月亭、18世紀頃の古民家を月ヶ瀬より移築したもので、今回の待合になっておりました。




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外から見学したことはあるけれど、中へはいれるとはね。




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寒いサムイで、待合に用意された大きなストーブに全身くまなくあぶられながら待つこと小1時間。
こちら待合から玄関方向をみたところ。後におくどさんも見えますね。

こちらには藪内竹心(「源流茶話」とか「真向翁」とか書いた中興の祖よね、たしか)作の竹の掛花入をころんところがして、かわいい小さな赤い椿など、はいっていました。




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本席は広間であったにもかかわらず、小間の雰囲気をかもしだす胡廬棚(ころたな・ころは瓢の意味)に目が釘付け。まるで小間の中柱を思わせる柱がついているのにまずびっくり。これを炉縁の端にあわせれば、即席台目のできあがり。
幅広の棚で、向こうの透かしが5つの瓢箪が横になっているシルエット、花入の瓢箪をいれて6つ=六瓢=無病ですね。

軸は予楽院さんの「雪消山色、、」の懐紙。
お点前はなぜか自流(裏千家)の次にすでにおなじみの(藪内の茶友が異様に多いのだ)藪内流、若様のお点前はすごく切れの良い武張った感じなのだが、今日は女性のお点前でした。

水指は朝鮮唐津、唐津の西岡小十さんのもの。ぶあつくてまるっこいエッジが存在感あります。
茶碗は小代焼とか肥後焼とか九州あたりの焼物がお好きなのかな。
お菓子は樫舎さんの葛焼、銘を「氷解」。






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さて、奈良観光ガイド付き(^_^;??の珠光茶会専用のシャトルバスに乗って次の東大寺席へ。
(この珠光茶会はオール奈良市+大和茶業界ががんばってはります)




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席は毎年5月の華厳茶会でお馴染みの大仏殿の裏、点心席もいつもの本坊。

席主が石州流茶道宗家の濃茶席。(茶道石州流宗家という流派もあって別のものだとか???)
実際石州流は一子相伝ではなくて免許皆伝の伝え方をしているので、いくつもの派に分かれており、どの流派がどうなのか、さっぱりわからないのだが、お点前の所作は私が知っている石州流の某派とあまり大きな変化はないように思います。




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茶碗の仕込み方で、茶杓が上向きだわね、こちらは。(千家系は下向き)
本席の軸が流祖片桐石州像。彼は奈良の大和小泉藩の大名でしたので、ご当地所縁の方、千道安の弟子の桑山宗仙の弟子、5代将軍家綱の茶道指南役でもあり、武家茶といえば石州流というところがあります。




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こちらも棚がよかった。(うちは小間なので使えないのがくやしいのだが)車棚という石州好みの棚で、黒柿の御所車の車輪で上と下の棚を繋いでいるというもの。下の棚には引き出しがついているのだが、その取っ手が裏表両方にあって、本勝手でも逆勝手でも使えるというスグレモノ。





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そろいの帛紗の三ツ輪は水玉をあらわしているそうです。
こちらの流派では濃茶でも各服点て、つまりひとり一碗なので、点出の水屋さんはさぞ大変だったと思います。それぞれの茶碗にそれぞれ色とりどりの出し帛紗がついてきて、なんかとても美しかった。

三客さんの奥田木白の茶碗を手にとらせてもらったが、ほんまにこの人はなんでも上手に写すなあ。赤膚焼きなんだけれどこの茶碗はどうみても朝鮮唐津。
茶入は味楽さんの高取、茶杓は当代宗匠作で「粉香(茶の香り)」という御銘。
お水はわざわざ名水百選の一である天川村のごろごろ水をご用意いただきありがたし。




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大仏殿のむこうには山焼を終えたばかりの若草山




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ここの点心はいろんなお店が日替わりでだされるが、いつもレベルが高いと思うわ。今年も美味しかった!




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陽光は春めいてきたが、とにかく寒い!!




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帰りに寄った奈良博前の古美術中上さんはおやすみだったので、散在を免れ(^_^;、、、




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せっかくだから、ならまちの、なら工藝館で開催中の奥田木白茶道具展へ。(辻井由紀子コレクション)

ほんま、くどいけど、なんでも上手に写すわ。だからどれが木白の作品かといわれても特徴がつかめなくて、赤膚焼きからもとおに離れている。私の持っているただひとつの木白も赤絵写しで、だれも赤膚焼きとは思わない感じ。




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撮影OKの太っ腹だったので、一番気になった藤の水指を一枚。






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● COMMENT ●

お寒うございます
(来年も有るかどうか分かりませんが・・)
今年の珠光茶会で
なら工藝館を使って木白のお茶盌でいただくお席が
有りました。
あっという間にお茶券が完売だったそうで・・・
来年もこのお席が有れば絶対参加したいと思っています。

奈良暦様

寒さはゆるみましたが、今日は大雨の中のお茶会でした(泣)
仕事日で行けないな〜と思っていた木白茶会ですが、どのみち券がもうなかったのですね(^_^;
あきらめがつきました〜。


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