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2024-02

若狭・お水送り2018〜後編 - 2018.03.06 Tue

若干時間は逆戻りするが、こちらは若狭神宮寺の閼伽井屋




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こちらの閼伽水が鵜の瀬で献じられ、二月堂若狭井に届く、、はずである。




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二月堂の若狭井は固く秘密にされてみることができないが、ここ、若狭の閼伽井屋はおおらかだ。中へ入って、水を飲むこともできるのだ。まだ修二会で清められて御香水になる前だからいいのかしら。


さきほどの本堂の中では修二会(薬師悔過法、こちらは薬師如来なのね)がおこなわれている。見ることはできないが中の様子はマイクで流される。これもおおらか。

修二会の達陀(だったん)も有名だが、こちらでも法要の最後に達陀がおこなわれ、火天が達陀松明を振り回すのは見ることができる。







法螺貝の音や火のはじける音は二月堂で聞くものと同じでなにやら懐かしい。



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火天の火は松明にうつされ、、、、



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大護摩法要の元火となる。
二月堂の法要より、若狭のは修験道の色彩が濃い。四方を浄める法弓の矢をねらったが、ゲットできず残念(´・_・`)




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気がつけば境内は人でぎっしりだ。



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大護摩の火は大松明にうつされ、いよいよ鵜の瀬まで、1.8kmの松明行列開始!



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まるでKKKみたいな装束(^_^;



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このうちの誰かが御香水を持っているはずなんだが、シャッターチャンスを逃した。
大松明、法師一団が出発した後はいよいよ中松明の出発。護摩壇の火を順次つけていく。









中松明はだいたい3〜6人くらいでかつぐ。
うちらの中松明はおばさん3人、おじさん1人でかつぐ。これがけっこう重い、、、1.8kmかあ、、、がんばれ!

しかし、これ何かに似ている、、、と思ったら、そうだ、鞍馬の火祭だ。
調べれば,鞍馬も(ついでに水の貴船も)、若狭彦・姫神社〜比叡山〜東大寺〜熊野本宮の東経135度にほぼ乗っているではないか。これはほんとに不思議だ。

修二会をはじめた実忠和尚は印度僧といわれてきたが、拝火教(ゾロアスター)のペルシア僧だったという節もあり、火の祭の系脈はそんなところからきているのかもしれない。





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ほぼ満月のもとの中松明の行列。
この後に約3千人といわれる手松明の行列が延々と続いて、これが美しい景色なんだそうだ、、、そう、中松明かつぐのに精一杯で、見る余裕がなかった!!残念!!




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ちょっとだけ、手松明の遠景(^_^;




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うちらの松明。
松明は追い越せないので、前がとまるとこうやって松明を立てて休憩。




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前を行く松明からほとばしる火の粉、道におちてはぜる火の粉、、、人工の灯りのない道にそれがとても美しく、しばし松明の重さを忘れる。




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ようやく鵜の瀬に到着
向こう岸ではすでに松明に火が入り遠敷川の水面を照らす。




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ここでもまず護摩供養
ほんとうに修験道色濃い




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そして行衆は対岸にわたり、いよいよ送水神事のはじまり



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し、、、しかし、、、松明のスモークであまりにも見えへん!

水師が送水文を読みあげ、その紙をはらりと鵜の瀬に流し、ついで法剣で浄め、御香水を鵜の瀬に注ぎこむ(かろうじて肉眼では見えたが、画像は無理がある)









御香水が注ぎ込まれた瞬間、ひびきわたる法螺貝の音




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パンフの写真を載せておくので、だいたいこんなもの、と想像してね(^_^;



 
IMG_0513.jpg  




激しい流れの鵜の瀬
10日後に無事、東大寺二月堂若狭井に到着しますように

鵜の瀬から道へ上がる途中に紙コップにお酒をついで待っている人たちがいて、出仕者や参拝者に御神酒のふるまい、これを立ち直会というのだそうだ。




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また若狭神宮寺まで帰る道はほんとうに真っ暗で、行灯の明かりだけがたより、この「下根來」というのが鵜の瀬の地名であり、八百比丘尼の出生集落である。

いや、ほんとうに良い経験であった。美しい景色も見た。奈良ほど参拝客は多くないし、規制もゆるいので、お水送りもやみつきになりそうな気がするわ。



P3030102_2018030523272827b.jpg 



夜は宿に一泊して早朝、有明の月とともに始発で仕事に向かったのだが、これは夜が明けてきた頃の敦賀駅の風景。
家を出たとき、京都は春だったが、ここはまだまだ雪解けころの早春の風情






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