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2017-05

東京茶の湯美術館めぐり〜その1・茶の湯〜東博 - 2017.05.14 Sun

あちこちの茶の湯ブログをにぎわしている東京国立博物館の「茶の湯」展。行ってまいりました。




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すごい人出と聞いていたが、平日のせいか意外とスムーズに見ることができた。

しかし、、、、数年前の根津の井戸茶碗展、三井の桃山茶陶展、五島の光悦展と、京都近代の楽展と,プラスαが一堂に会したような、もう頭がお祭り状態で、ぐっちゃぐちゃ、、、満腹でございます。




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展示物は細かく八期に別れているので、全部見ようと思ったら最低3回はいかねばならないらしい。でもそれは無理なので、結局静嘉堂の曜変天目はまたお目にかかれなかった。

さて、出品目録片手に塗りつぶしながらすみからすみまで、しっかり見たのでかなり疲れたよ。




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いろいろメモもとったのだが、いちいち披露されてもお困りだと思うので、さらっと。

秀次所有の国宝油滴天目、これは東洋陶磁にあるし、牧谿の遠浦帰帆は京都国立だし、関西のかたきを東京で伐った、、、みたいな。
かの有名な青磁の鎹いり茶碗、馬蝗絆も久々に。

興味深かったのが国宝青磁下蕪花入と重文の青磁鳳凰耳花入(国宝・万声と同じタイプ)が並んで展示してあったところ。両者の青磁のブルーの違いが明白。前者はどこで作られたのかどういう伝世なのか全くわからないながら、その美しさで国宝になった。より汝窯のブルーに近くて惹かれた。




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唐物茶入では初花こそ会期に合わなかったが、遅桜、北野肩衝、松屋肩衝、茄子富士がずら〜っと。概して大ぶり。
そういえば何年か前、三井で初花と遅桜が並んでいるのを見たことがあるな。

珠光天目は灰被天目であるが外側がラスターになっていて美しい。概して灰被はそういうのが多いのだろうか。東山御物の灰被天目「夕陽」もみごとな虹色のラスター。




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井戸茶碗コーナーは360°どこからでも見られるとあって、へばりついてみなさん見てはる。
喜左右衛門さんにも根津以来、お目にかかりましたよ。
高麗系はやはりええな。粉引の雨漏茶碗、あれよかった。蕎麦の花曇、窯変がほんまに花曇りのようで。


利休遺愛の井戸香炉「此世」、あらざらむ此の世の他の想い出に、、、の歌をふまえた小さな香炉、きっと朝鮮半島では薬味入れかなんかだったのだろう。これは根津?だったか見たことある。

古織にあてた有名な武蔵鐙の文も久しぶりに見た。(このやりとり、いきさつは「へうげもの」で学んだ私、、、(^_^; )秀吉に蟄居を命ぜられ堺へ帰る舟を古織と三斎が見送ってくれたという有名な文も再会。利休自刃の二週間前。



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なぜか藪内の燕庵写しが展示されていて大人気を博していた。なぜ燕庵?(どこかの展示の使い回しという説も?)

楽茶碗コーナーではつい先日京都近代美術館でやっていた楽茶碗展の復習。アルミの粉入りの3Dプリンターで作ったニセモノが展示されていたところの懐かしい?万代屋黒も。

古織所縁の伊賀水指・破袋や花入・生爪など、茶の湯の本にはかならず王道ででてくるモノがもぜいたくにずらっとならぶ。




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桃山茶陶コーナーでは卯花墻にも久々に。これ三井でみて、志野ってあまり好きじゃないけど、これはやっぱり国宝だけあるな〜と感激したヤツ。
古田高麗は御所丸の本歌といわれるが、さすが、これもええわ。
あ!黒織部の菊文茶碗もでてる〜!これ今年梅田阪急で○田商店さんがだしてはったやつや〜。
光悦もでてましたぜ。


最後の方に重文の三好粉引(三日月型の無釉薬の部分が残る有名なヤツ)もでてて、これ大好きなんだけれど、このあと行った畠山の粉引「松平」と同じ手だった。この意匠は他にもいくつかあるのだろうか?
この手の意匠は、当時の朝鮮半島の生み出した美意識であったのだろうか。





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ああ、お腹いっぱい、、、、でもお腹は減る、、、、
新しい平成館ではなんと鶴屋吉信さんがはいっているではないか!京都のカタキを江戸で、、、じゃないか。





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お弁当もあったのだが、やはり鶴屋吉信と言えば甘いもんよね。





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ミュージアムショップも充実していてついつい財布の紐が緩むが、結局買ったのは重い重い図録と、、、、




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みそこねた静嘉堂の曜変天目、、、、




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実は飴缶(^0^;)




タライ・ラマ師(?)の初風炉茶会〜西行庵 - 2017.05.11 Thu



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昼間は観光客でごったがえす高台寺周辺、ねねの道も朝早いとこんなにしっとり風情がある。




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5月の西行庵定例茶会はなんとあのタライ・ラマ師の二つ名をお持ちの和尚様の席でありました。

古唐津のコレクターとして、遠く離れた唐津でも有名な方ですが、実はコレクションは古唐津だけではない。そりゃすごいよ。だから今日もわくわく。





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寄付の小間には達磨の絵と藪内流比老斎の画賛。「乾屎橛(かんしけつ)(乾いたウ○コ)」
雲門和尚に対してある僧が「如何なるか是れ仏」と問う。雲門答えて「乾屎橛」という無門関からの一節。
なにやら、、、味わい深い(^_^;

飾置の小さなカワイイ茶箱は上に金字で「面壁の祖師の姿は、、、、」で、今日のテーマは達磨さんのようだわ。




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(瓢亭の点心。いつも点心はお店がいろいろ変わるのでこれも楽しみ)



点心席での軸が「不識」だったので、これはますます達磨さん。

(梁の武帝が、自分は寺を建てたり、写経を勧めたり、坊さんを供養したりしてきたが、どういう功徳があるだろうかと尋ねると、達磨は「無功徳」(功徳なんかない)と。仏教の教えるもっとも聖なるものは何かと問われると、「廓然無聖」(カラッとして聖でもない)じゃあ、いったいお前さんは誰じゃ?と言われ、達磨は「不識」(知らん)と答えた逸話から。)




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でた!
古唐津の残欠の菓子器!
これ、いいよね〜。(今日行った出光美術館の残欠室にも同じようなのがあったわ♪)




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(蹲居のまわりにはえたフタバアオイ)




なんちゃって正客になったので(年齢的におしつけられること最近多い。実がともなってないのに、、、)一番に小間の濃茶席・皆如庵の躙り口をあける。
おお〜!

この席のシンボルでもある円相床(床の壁に円相窓がある。掛け物は側壁にかけることになる)からの光で、釣船花入れにいれられた大山蓮華のシルエットが実に美しい。これはよいものを見た。


側壁の軸は芦葉達磨。これも有名。先ほどの武帝に愛想を尽かして芦の葉の舟に乗って去っていった姿。
その後達磨は少林寺に入り面壁九年をされるのだ。

そして、、、あ!この水指は!
唐津の塩笥、いつもイタリアン懐石でブイヤベースをいれてるやつ〜!(↓)




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なんと水指として使ったのははじめてかも〜とのことでした(^_^;

その前にちょこんと鎮座する赤系の仕覆をまとった高台のないころんとした南蛮茶入はまさに面壁の達磨の風情で。
さらにたたみかけるように主茶碗がまたも再会できてうれしいことこの上ない井戸小貫入「八重桜」。
茶杓は大心義統の「鼻祖(初代、元祖という意味)」で、禅宗の鼻祖=達磨なのでありました。

徹底して達磨の生涯を追いかけるような筋書きで、しかもさすがさすがのお道具、参りました〜〜☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆


続き薄ではまた次々と垂涎のお茶碗がくりだされ、息つく暇もございません。

さきごろ和尚様は古唐津のご縁で、唐津やきもん祭りにて、約400年前に唐津焼をはじめた渡来陶工たちを讃え偲ぶ法要をお勤めになりました。その時の印象がたくさんもりこまれているようです。




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(西行庵の茶室によく似合う在中庵様=猫。別名くうちゃん)




主茶碗が蕎麦、銘を「田毎の月」。唐津の棚田の夕景がほんとうに印象深く美しかったそうで、それになぞらえたもの。

茶杓が須磨寺神功皇后釣竿竹を用いた銘「釣竿」。

古事記に曰わく、神功皇后が新羅遠征に行かれたときに、「戦に勝つならこの竿に魚よ、かかれ」と釣竿をたらし、かかった魚が鮎だった、祗園祭の占出山でも有名な逸話だが、この鮎を釣ったところがまさに現在の唐津だったのだ。のちに皇后はこの釣り竿を持ち帰り、須磨寺あたりの地面に挿すとこれが生育して竹林になったという伝説。
さらに私が思うに、占出山は妊娠中の神功皇后の逸話をうけ、安産の神様でもあるので、西行庵の若奥様の無事おめでたを祈ることにもなっているのではないかしら。

それからあの二作三島、、、よかったなあ。


和尚様のご説法のお上手さと、あたたかいお人柄と、そしてすばらしいお道具とストーリーと、唐津愛と、、でまことに楽しい茶会でありました。諸処へ感謝感謝。




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さて、在中庵様、そのお名前の由来は遠州好みの茶入・在中庵に模様が似ているからなのですって!



ステキ♪茶会二席 - 2017.05.10 Wed

<第一席・おこぶ茶会>


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伏見は、こんなレトロな建物もまだまだあるワンダーランドなのだ。




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中書島の駅をおりるとすぐ、昭和なストリートにある昆布屋の老舗おこぶ北清さんがある。

この春長年お店をされていた伏見納屋町から移転オープンされたときに、おばんざいを伏見のお酒でいただける開放感あるスペースをつくらはった。




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冬場はどうするのか考えるとして、この季節、扉をとっぱらったこのオープンな感じは、入りやすい、というかついつい吸い寄せられてしまう。

当代のご主人とはひょんなことで(さらわれてBlinded茶会)でいっしょにさらわれて以来のおつきあい。



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ここで、午前中というのに、日本酒をちびちびやりながら待っているのは鴨茶のTさんの実験茶事。
毎月実験的にどこまでシンプルに、いろんなものをそぎおとした茶事ができるのか?にいどんではる。私は今回二回目〜!



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北清さんの奥には四畳半の座敷があって、ここが茶席になる。

あ!この唐子と布袋さんは祗園大茶会の折りにI画伯がデモンストレーションで描いてたやつや!





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ここにお釜やら、小箪笥やらいつもの鴨茶の道具一式を持ち込んで。





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まずは所望した昆布出汁のテイスティングから。
実は日高とか利尻とかいわれても、違いが全然わかっていない私。
水出し昆布出汁で違いがわかるかどうか?(茶歌舞伎連戦連敗のダメな舌ですが、、、)





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羅臼、利尻、真昆布、、、、

うん!これはわかる!やはり利尻って高級昆布なんだ、美味しい!
たとえば、精進の懐石では鰹出汁はなまぐさなので使わない、味の決め手は昆布だけ、、、というとやはりはりこんで利尻を使うべきということだな。




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まずはTさん特製の懐石。
このシンプルさ!
大根と人参を出汁だけでたいた向付に梅干しを混ぜた玄米ご飯握りに昆布出汁をかけたもの。究極のシンプル懐石、利休もびっくり!(だろう、きっと、、、)
このおにぎりがまた美味しい。おかわりは同じおにぎりを焼いたもの。これも泣かせる。
盃でお酒もいただいて、ついでお菓子を。




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いつものサツマイモ茶巾絞りを作ろうとしたらサツマイモ行方不明だったんですって。
で、急遽もちあわせていたわらび餅粉でお菓子を作る。

しかし、、、このさわやかな酸味はいったい何???

なんとわらび餅粉をリンゴジュースで練ってみたんだって。即興でこんなことができるのは丿貫か粟田口善法か、はたまたTさんか?

足りなければ足りないことからなにかを創造してみる、、、う〜ん、この前、悟ってないけどだぶん佗茶ってそういうこと?と思ったことに近い。




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お茶は自然農の無農薬茶。
以前いただいたときにはその渋みで顔がゆがんだのだが、、、それを何年かねかせると味が丸くなる不思議。今回はたまたま近くの銭湯で?売っていたという無農薬茶だったが、それほど渋くない。でも濃茶でいただくにはちょっとクセがある。

「これ冷茶が合うと思うわ。」
とお客さんのお茶のブレンドのプロがおっしゃる。




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なんとTさんも同じことを考えてはって、ちゃんとロックアイスとシェーカー、を準備してはったのだ。
すごいなあ。

乾杯するとやたらいい音がするグラスにて冷茶を。
まあ、なんてまろやか!同じお茶とは思えない。こんなマジックもあるのね。




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Tさん流のそぎ落とし侘びわび茶事は最後まで、茶筅通しのお水までありがたく頂戴しておわった。
なんだ、ちゃんと茶事になっているじゃないか!と目からウロコ。

お昆布のお出汁もお酒も楽しめる北清茶事は毎月これからあるみたいよ。急げ!





<第二席・ろうそくの灯り茶会>



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洛中、岩戸山の鉾町にあるギャラリー+カフェのThe terminal KYOTOさん。
祗園祭の最中には休憩処として愛用している。




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今回ここの二階の茶室(けっこう面白い構成の茶室だった)にて「朝日と灯りの茶会」と称して、朝日焼の当主と、近江手作り和ろうそく大與の当主主催の茶会がひらかれた。

手作り和ろうそくはいつもお世話になっているし、1〜2年前やはりここでお茶会されたときに都合でいけなかったので、今度は是非!と思って実現。



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午前中は「朝日の茶会」で床の朝日焼の大きな舟も出船の形に、夕刻からは「灯りの茶会」として舟は入り船。少しずつ室礼を替えて。(朝日の部は行けてないけれど)
それにしてもまあ、、、この軸!?





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ロウソクを軸にしてしまったという、表装の職人さんと大與さんのコラボ作品。(これ、実はTVの京都職人紹介みたいな番組、「温故知新」で見たことある)





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しかけは、、、こうなっている。

こんな発想って、、、、すばらしい!
しかも全然アバンギャルド感なくて茶室になじんでいる。



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お菓子がくばられるが、これもちょっと仕掛けがあるぞ。




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朝日焼のご次男さんに嫁がれた御菓子丸さんのお菓子。
ふわふわの雲が黄昏の空にうかぶ。

これに梅シロップをかけると、、、、



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暗くてあまり再現性はないが、、、ほんのり茜空の色に変わる。
紫芋の色素は酸で赤くなるのだ。




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灯り茶会ではお点前が朝日焼ご当主、半東が大與さんであった。
お茶をいただきながら、和蝋燭の話をおききする。

完全燃焼でロウがたれることがない和蝋燭。夜咄や夕ざりでいつもお世話になっている。



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イ草の髄でできた芯は芯切りをしないといけなのだが、その所作もまた風情がある。
パラフィンろうそくよりだんぜん和蝋燭をオススメするが、単価がお高いのがなやみだなあ。

席中の薄器と茶杓が総螺鈿というめったにないシロモノ。
実は島原の太夫さんが夜、灯りのもとでお点前されるときに、きらきらろうそくの灯りに美しいように誂えはったものなのだそうだ。

実はその太夫さん(司太夫と葵太夫の母子さん)も同じ席にいはったの(普段の着物すがたに洋髪だよ)。大與さんとのお出会いでお貸しすることになったのだそうだ。




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この茶室のとなりは簾越しに煎茶席の室礼がしてあって、こちらにもいたく惹かれたのであった。
ちなみにこの簾を作っている簾屋さんも水屋でお手伝いしてはった。
若い職人さん,作家さんががんばっている京都ってすごい、、、そんな感想を胸にいだきつつ、灯り茶会はおわったのだ。



皐月黄金週間雑記2017 - 2017.05.09 Tue

GW、なにやらあわただしかった今年も。一度家でのんびりしてみたい、、、、



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先日の茶事を最後に今季も閉炉。
風炉もやっと灰をいれた。




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先日フライングしたところの文化博物館での猫展。
これ、いかんわけにはいかんやろ。




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さすがにこれで記念撮影はしなかったが、ご覧のように主に国芳。猫が大好き、いつも懐に1〜2匹いれていたという、猫の擬人化の絵も多数。



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岡崎の大化け猫の前で、手ぬぐい被って踊る二匹の猫がたまらん!
あと落書き風ニャロメっぽい猫も。
展示を見に来た子供向けのクイズもあって、なかなか楽しい♪




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博物館にはいっている前田珈琲では協賛メニューが。
まよわず化け猫、、、じゃなくて猫カプチーノ。




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肉きう(球)クッキーにもいたくひかれた。




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で、こんなお土産まで買って、、、(^◇^;)




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かえり道、近くの平楽寺書店を見に行く。
登録文化財の建物でも、壊されてしまうのだ。




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あまりに残念。
こんなことが京都のあちこちでおこっている。どうにもならんのかな。




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実家にも帰った。
これは幼少のみぎりから何回行ったかわからんくらいよく行った(ほぼ毎週日曜日にいっていた)後楽園。
正面に岡山城(烏城)も見える。




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いわずとしれた池田公の庭園だが、その家老の伊木三猿斎はすぐれた茶人であったので、今ごろ気づいたが、庭園内のあちこちにいい茶室がある。釜も時々懸けられているそうだ。




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しかし、昔は芝生内にも入り放題、遊び放題だったが、あれだめ、これだめ、と規制が多すぎるのはいたしかたないとはいえ残念。楽しみ半減、ぶ〜ぶ〜。




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まあ、開放的で山陽地方らしい景色。
晴れの国、岡山、、、が観光キャッチフレーズらしいが、岡山でのみ通用する交通機関のカードの名前が「ハレカ」というのには、ちょっと笑った。




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おやくそくの鯉へのえさやり。
これも昔は麩だったが、今じゃフィッシュフード。しかし、、、よう肥えてるなあ、ここの鯉は。




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5日にははじめて上賀茂神社へ賀茂の競べ馬を見に行った。毎年5日にはなんぞ予定がはいるので見に行けなかったのだ。




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しかし遅がけだったので、最後の二番しか見られなかったし、ルールがよく分からないのでいきなり競争が始まって写真どころではなかったのだ。




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せめて乗尻(騎乗する人)の装束を楽しもう。




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わりとまともに撮れた写真。
左方が赤系統の装束で右方が青系統、というのは雅楽の装束と同じ。




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起源は太古かららしいが、今の形になったのは鎌倉時代ごろらしい。今では葵祭に先立つ一大イベントとなった。伝統的な儀式も多々あるらしいが、今回はそこまでつきあえなかった。




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競べ馬が終わってのひととき、楢の小川で水遊びの親子連れも多い。暑かったからね、この日。




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加茂の子たち。
この前のさんやれ祭にも参加していた子たちだろうな。将来この伝統行事を受け継ぐはずの子たちだ。




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行事に参加している者は皆、腰の後に菖蒲の葉を結びつける。




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埒(らち)。乗馬コースの柵。
埒があく、あかないの語源。神聖な場所を示す榊で飾られる。




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神主以下、諸役、乗尻たちの直会(なおらい)。





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神主の腰にも菖蒲。
(祗園祭は榊なんだ)




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この結び方にも作法があるのだろう。




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ほとんど王朝絵巻(?)




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走り終えてくつろぐ馬たちは美しい。




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最後にライトアップ最終日の30分前にすべりこんだ無隣庵。
ご近所なので、サンダル履きで^_^;




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茶会に借りることもできる茶室もライトアップ。
なかなか雰囲気がよい。




無隣庵茶室




まわりの庭園の夜景もあわせて、茶会を楽しめたらステキだろうな。





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それほど人も多くなく、夜はややひんやりして静かで月も出て、なかなかよい夜であった。



かくしてあわただしい今年のGWも終わったわ。



東大寺華厳茶会2017 - 2017.05.07 Sun


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5月、秋に角きりをした鹿のやわらかい袋角が生えてくるうるわしい季節。




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今年も東大寺華厳茶会に参席。
数えたら8年前から1年だけをのぞいて、毎年参席させてもらっている楽しみな茶会なのだ。




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華厳茶会は今年で36回目という。東大寺と裏千家今日庵がタッグを組んだ、大宗匠肝いりの茶会で、全国からたくさんの方がおみえになる。




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まずは大仏殿の裏の西庭集会所の副席へ。

ここの待ち時間が一番長いが、さわやかな大仏殿前の芝生と、幡が翻る姿を見るのが好きなのでそれほど苦にならないのだが、、、、今年は回廊修理中でこんなありさま、、、残念。




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これは昨年の回廊の写真。
毎年回廊でおこなわれる青年部の呈茶席もなしであった。




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待っている間に大宗匠ご一行がこられ(伊住さんのご次男さんもご一緒であった)お待ちのみなさまに丁寧にご挨拶なさる。若干お背が低くなられたような印象だが、それでも背筋はまっすぐ、とても90をいくつも過ぎた方には見えない。
大宗匠のお姿をじかに初めて拝見したのは50代でおられたころかなあ、あれから一体何年、、、




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めったにはいれない大仏殿の裏側の景色。


今回の副席の席主は東京の重鎮の先生。
清巌宗渭の「花 迦葉破顔微笑」。拈華微笑から。花の字が大きく、この季節、この字に会えるとうれしい。
花は伊勢撫子。

水指が古常滑の「不識」、茶杓が宗旦の「ロヤウ大師(たぶん芦葉)」と達磨ぞろい。
菓子器に古染の兜鉢、あれよかった。
お菓子は、日ごろお席主が愛用してはるという東京駒場の岬屋・黒糖葛焼、のどごしがよくて、はでなお菓子よりよほどうれしかった。




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副席終了後、今年はなんとか献茶式に間に合った。




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大仏殿前には東大寺、大和茶業、裏千家同門のみなさまがみっちり。
この間一般観光客は締め出しなのだ。




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大仏様のまえに据えられた点茶盤。

昨年は副席の中にいて、拝見できなかったのだが、少なくとも一昨年までは点てたお茶を大宗匠みずからがささげ持って大仏様の前の階段をのぼらはった。今年はどうだろうか。なにせご高齢ゆえまわりからは毎年とめられているという。みているこちらもすごいなあ、と思いつつもどきどきはらはらなのだ。

茶壺を奉納した茶業界の方ですら降りるときはてすりにつかまってはるしなあ。




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結果として、今年は伊住さんとこの(たぶん)禮次郎さんが階段をのぼらはった。
残念ではあるけれど、ちょっとほっとした気分も。やはり大事があってはいかんよね。




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献茶式のあとは今日庵の拝服席、本坊にて。




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なんで今年は戸が閉まっているのかとおもいきや、、、、なるほどね。




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ここは眺めが抜群なのだ。
正面に見えるは若草山。山焼を1月にしたあと、すっかり文字通り若草におおわれている。




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今年の「唐衣(この銘の時が多い)」はめずらしく奈良のお菓子屋さん、鶴屋徳満さん。ここ、もちいどのセンターにあって、干菓子が充実しているところだわ。同じ唐衣でもお菓子屋さんによって微妙に意匠がちがうのが面白い。

軸は昨年と同じ、玉舟宗璠の「咄々々 力口希」(利休遺偈より)
春日大社に奉納された竹で作った一重切花入れが奈良らしい。花は延齢草。

茶碗がのんこうの「青山」というので、期待して、でもアレ(黒楽)は確か楽美術館のものでは?と思っていたら、赤楽の「青山」というのもあったのね〜!初めて知ったわ。四角い黒っぽい赤楽であった。





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茶杓が玄々斎の「都の錦」で「柳」と「桜」の二本組。胡麻竹で、玄々斎のあの兜巾みたいなヘッドであった。
使われたお茶が「柳桜園」というところに遊びゴコロ(?)
(みわたせば 柳桜をこきまぜて 都ぞ春の錦なりける 素性法師)




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同じく本坊で辻留さんのお弁当をいただいて、最後に東大寺席へ。




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真言院境内勧学院(真言院と同居している)。
東大寺は華厳宗であるが、ここのみ真言宗の空海が開設した。




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席主は東大寺学園の長でもあった上野道善老師、東大寺学園の秀才たちのお母さん方が持たれている。
待合の清水公照老師の青空を翔る鯉のぼり(龍?)の絵に今年もまた会えた。

結界がお水取りの松明の燃えたあとのある竹に、差懸(練行衆の沓)を模した足がついているのが印象的。今回は最前の席にすわることができたので、大日如来像、四天王像の前でおこなわれるシュールな場での茶席をより堪能できた。




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これにて今年の華厳茶会も無事終了。
来年もまた来ることができますように。

そして毎年楽しみな記念品は、、、、




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三つ目になる田原陶兵衛さんのお茶碗。
その年の管長さんの直筆の文字がはいる。今年は狭川普文管長の文字。
なんとこの管長さんは書家・榊莫山先生の書のお弟子さんだったのだそうだ。

銘は「華(華厳経)」ながら、書かれている文字は24種あるそうで、私のは「道」であった。
ちなみに同行した友人のは「観」であったそうな。



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