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2018-06

茶遊記ー回想茶会ー〜看月亭 - 2018.06.11 Mon



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東山の麓、哲学の道沿いにある光雲寺
夜坐(夜の坐禅)もできるお寺だが、そこを通り過ぎて、、、、



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しばらく行くと看月亭
葵stayのとてもすてきな数寄屋宿泊施設!)




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本日こちらで季の雲さん主催の「茶遊記」

陶芸家の市川孝さんを中心とする中国茶のお仲間が、4年前からはじめた「お茶で遊ぼう」をテーマに海外にも出かけて場所を変え時を変え紡ぐお茶時間。その4年間に海外は10箇所以上まわったそうだ。

ほぼ同じメンバーであちこちで催される茶菓花器事に、なんどか参加させてもらった。




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今回はこんなすてきな場所で(いつもすてきだけれど)!
お、早速すごい水上の茶席が!これは後ほど楽しむとして、、、

今回テーマは、この4年間に一行が巡ってきた茶遊記の旅をふりかえる茶会
2日で6席、それぞれの席で訪ねた場所がかわるのだ(仙台編、西安編、武夷山編、雲南編、、など)。私が参加したのは色々編〜どこの旅先がでてくるかはお楽しみ、、、なのだそうだ。




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ちなみに看月亭は植治の小型の池泉回遊式庭園があり、疏水の水がざーざー音をたてて流れる。池にはでっかい鯉もいた。




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今回は季の雲さんでおなじみの若手陶芸家、木工、ガラス、金属などの作家さんの作品も展示即売、作家さんとお話しながら見ることもできる。主に中国茶器。



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なんと私の好きな木工の水野悠祐さんのお盆がいっぱいあるではないか。すでに何枚か持っているのにまたまたほしくなってしまう。(春に池尾のアトリエにもお邪魔した)




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ここには三畳台目っぽい茶室もあるのだ。



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床には青紅葉と山法師の花
軸は素描家しゅんしゅんさんの絵




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今回使わなかった玄関の間にはナグリの床があって、足触りのよいこと!




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あ、早速前のグループの方が水上の茶席に入席
この水中に配した竹の足台も、大きな竹の建水も、椅子もすべて先日春秋山荘で竹の茶室を作った知り合いの庭師さんがつくったもの。




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この茶車は市川さんの作ったどこでも茶席なのだが、まわりの竹の室礼はこれもかの庭師さんのものだね。(ちなみにこの茶席はお昼の会で使ったものらしい)



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まず最初の席、おなじみの好日居さんの二階席
テーブルに草と蛍?とおもいきや、蛍はたべられるお菓子だったりする。

韓国の燈火器の灯りの中、抹茶に朝鮮人参の粉をまぜたお茶を。意外とさっぱりとおいしかった。ここは韓国編だな。




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この上の窓は東山が望めるので、まさしく看月ができる。まだ月はでていないが。

ついでガラスの器にはいったエルダーフラワーゼリーをつぎわけてもらう。ヨーロッパに咲く癒しのハーブだ。ここはチェコ編。好日居さんと親交のあるチェコの陶芸家のマルティンさんを訪ねた時に摘んだハーブというお話しを以前聴いたことがある。



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そのゼリーに炭酸水をそそぐとキラキラ、、、とても美しい飲み物になった。




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次はいよいよ水上茶席、小さな滝の前の池に臨時でつくられたベンチへ




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これはまだ明るいときに撮った写真




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席主は市川孝さん、いただくのは烏龍茶と普洱茶
ここは雲南編かな
市川さんの陶器は好きで、いくつかもっているのだが、ここのところ彼はすっかり中国茶にはまって、さきほどの茶車を作ってしまうほど。作品もおのずと中国茶用の茶器が多い。




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足の下をザーザー水が流れる。
なんと気持ちのよい初夏の宵であろうか。




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最後は茶絲道の堀口一子さんの四畳半席
まずは酸っぱさがさわやかなハイビスカスティーを

次は土楼烏龍茶
福建省の客家(はっか・中国高山地方の少数民族)がつくる土楼という円形の土の家は世界遺産にもなっているが、そこで作られるお茶。
これがまた美味で、バニラの香りというのか、こんな烏龍茶を飲んだのははじめて。いろいろ中国茶葉飲んだつもりだったが、まだ奥がある。




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お菓子は御菓子丸さんの干琥珀「輪」
偶然だそうだが、床の素描も輪




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ああ、お茶でいろんな所を旅した気分だ。
ごちそうさまでした!




平安神宮薪能2018 - 2018.06.08 Fri

6月1日、2日は恒例の京都平安神宮薪能
今年で第69回目である。




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日没まではどんなに暑くても日没後の冷え込みは例年痛い思いをしていて、昨年などは凍死するんじゃないか、と思うほどであった。よって今年は防寒対策万全である。これだけあればなんとかなるだろう。




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来年のためにも備忘録として書いておこう。

<平安神宮薪能持参すべきもの>
謡本、オペラグラス、防寒グッズ、軽食(クラッカーなど)、お茶、そして帽子!なぜなら日没までは西日直撃なのだ。この暑さで例年だまされる、、、




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チケットのもぎりから、パンフレットの販売まですべて能楽師さんたちがご自分でされるので、場内あちこちで自分の先生を見つけたり、有名な狂言師を見つけたり、、、も楽しいよ。




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今年のテーマは「悲劇の英雄 義経の生涯」
義経にまつわる演目を2日にわけて。私は初日参戦。

今年も狂言方によるユーモアたっぷりの演目ナビがとてもおもしろかったし、初心者にもわかりやすくてよいこころみだと思う。




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「橋弁慶」金剛流

五条の橋の上で狼藉を働いていたのが弁慶でなく牛若丸というおはなし。
シテは弁慶なのだが、牛若丸は子方が演じる。今回はこの牛若を小学生くらいの女の子(が演じていてかわいかった。シテ方のお嬢さんなのだろうが、金剛流の方はあまり存じ上げない。



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「烏帽子折」観世流

僧侶になるのを嫌って鞍馬寺を出奔した牛若丸、追手を避けて金売吉次とともに東国へ下る途中の近江・鏡宿で烏帽子を作らせて元服し、いでたちをかえる。
(能では烏帽子が左に折れていると源氏、右に折れていると平家なのである。)
赤坂宿でおそってきた盗賊熊坂長範一味をバッタバッタと切り倒す牛若、改め義経の剣劇。義経が倒すたびに盗賊一味が舞台から姿を消して,最後に長範との一騎打ち、まさに子方メインの舞台。実にこれが子方の卒業演目というのもうなづける。




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日が暮れてくると、、やっぱり寒い〜。上半身はダウンでなんとかなったが、下半身はやや防備が足りぬ。来年への教訓としよう。(ちなみに2日目はそれほどではなかったよし)




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最後の演目はご存じ「船弁慶」観世流

平知盛の亡霊がでてくるやつで、何回か見たことがあるし、数年前お能の師匠が「碇かつぎ」でめちゃかっこいい知盛をやったのだ。
これにも子方の義経、そして静御前の女舞が見られるのも二度おいしい感じ。




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ちなみに2日目の演目は「鞍馬天狗」「祗王」「正尊」

義経の生涯を思うに、平家滅亡までの華々しい活躍と後の悲劇との落差が痛ましい。なぜ頼朝にいちゃんの許しなく冠位をうけたのであろうか。それを辞退する智恵がなかったとも思えず、一枚上手の後白河にはめられたのかなあ、、、やっぱり。




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お開き後、観客のいなくなった客席。
今年も薪能、よかったよ。





光琳乾山忌茶会2018 - 2018.06.06 Wed

よい天気に晴れ上がった奥嵯峨です。




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気持ちのよい早朝の広沢の池、その畔にある3万坪の平安郷にて、今年もMOA美術館主催の光琳乾山忌茶会参席です。

ちなみに光琳、乾山の兄弟は27年の時を経て、同じ6月2日に亡くなったのです。この光琳乾山忌茶会、以前は熱海のMOAでおこなわれていたのですが、H16年から、京都、平安郷で主催となったそうです。

昨年の失敗をふまえ、今年は受付開始より前に到着、全部回ってまだお昼前、という快挙(?)をなしとげました(^_^;!



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マイクロバスにのって(平安郷内は広いので、マイクロバス移動なのです)一番に濃茶席・中の茶屋へ。生垣の向こうに広沢池をのぞむ待合が。期待でわくわくです。

前日からわくわくしすぎて、当日懐紙・扇子・帛紗一式みな持ってくるのを忘れたことに気づいてぼ〜ぜん、、、、我ながらおはずかしい限り、お知り合いの方をみつけて懐紙のみわけていただきました。(ありがとうございました!!)





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ここの待合は広沢池の景色があまりにすばらしいので、いくら待たされても平気です。しかしこの日はほとんど待ち時間がなくて、かえって残念なくらいでした。




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今年の濃茶席の席主が今年3月に松江で行ったところの田部美術館、なのでよけいにわくわくしておりました。美術館を作り島根県知事もつとめ数寄者でもあった23代田部長右エ門さんのお孫さんにあたる当代(39歳のお若さ)が席主をつとめられました。
(ちなみに官休庵の奥様はこの田部家の方です)




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今年は不昧公没後200年ですから、当然と言えば当然のご縁でしょう。田部美術館には私の大好きな高麗系の垂涎モノの茶碗など、すばらしい逸品がたくさんありましたので期待もMAX。今回はやはり不昧公ゆかりの品々、京都でも不昧公祭♪の状態です。
待合でいただくお菓子もまた松江の風流堂さんの葛菓子「湖光」、広沢池に寄せての銘でしょう。




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例年は濃茶はすべて点てだしなのですが、今年は官休庵の門弟の方々のお点前付き、という贅沢な席でした。お正客がお茶への造詣が深すぎる(^_^;TZ寺の和尚様でしたので、席主の方々の解説にも力がはいって、そのお相伴をさせていただけたありがたさ。

床に不昧公作、園城寺写しの花入「晩鐘」
煤竹色の花入れで真ん中に園城寺みたいな割れ目がすっとはいっているのが景色

水指が分厚い古備前の一重口、極渋なのに、蓋がうごかすとかたかたと鳴るのが愛嬌があります。



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(田部美術館リーフレット)


展覧の茶碗は、田部美術館からの再会でした。
青井戸「秋埜」不昧箱 梅花皮の少ない青味のある茶碗


実際濃茶をいただいたのが、和尚様のお相伴ができたので主茶碗の御本・茂三でありました。なんとまあたくさん御本が浮いていて、和尚様のご指摘で内側に1本刷毛目がすっと通っているのを見ることができました。御本はあまり好きではないのですが、これはなかなかの景色でした。




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一番心惹かれたのは茶入 撫で肩のかわいらしい瀬戸金華山・雲州蔵帳収載、遠州箱の「京童」
これは不昧公が弟のように可愛がった姫路城主・酒井宗雅(抱一の兄)愛蔵の茶入だったそうです。不昧と宗雅の茶の湯をめぐる交わりは記録にも残っていて実に深い親交があったようです。しかし彼は36歳の若さでこの世を去り、不昧公の嘆きもさぞ深かったことでしょう。この茶入は宗雅が自分の死後何年後かに不昧に譲ると遺言したもので、後に不昧から田部家に伝わったそうです。この茶入をはさんで一体どんな二人のやりとりがあったのでしょう。

茶杓ももちろん不昧公作共筒「山里」
箱が不昧の娘さん、堀田玉映とありますが玉映さんは不昧の曾孫なので、玉暎さんの方かな。聞き違えかもしれませんが。




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ついで上の茶屋・薄茶席はMOA美術館が席主です。

こちらも負けず劣らず不昧公祭、寄付の自画賛は風炉釜に羽根、賛は利休の「茶の湯とは ただ湯を買わし、、、」の一節でした。



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脇床になんと大きな嵯峨人形!犬を小脇にかかえた童子の人形で、床の俵屋宗達の犬図に呼応しているではありませんか。それにしても宗達のわんこ(ブチ犬)は人間っぽい顔をしていてユーモラス。




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直斎(官休庵七代)の竹一重切花入「長袴」にはオレンジ色のマツモトセンノウ、破れ傘(だったか?)が涼しげ

青貝の香合はびっしり細かい細工、黒田辰秋の螺鈿細工を連想しました。

水指が足つきの渋い金襴手、長板にのせて

官休庵がらみが多くて、茶杓も一翁宗守共筒「清滝」




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三つならべて拝見した茶碗が


膳所光悦 光悦が膳所の土をもって作った茶碗二つのうちの一つ、遠州の箱
白いボディに鉄釉がかかり、形は光悦らしいあの形、ガラス釉の貫入が美しくて磁器のようなイメージ

仁清の色絵歌書巻文 裏に「仁清」の印あり

乾山の錆絵山家文、松の絵と漢詩が書かれているもので、不昧の長男松平斉恒(月潭)の箱





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お菓子はこちらも葛焼、赤坂塩野です。

砂張の建水が、これまた酒井宗雅所持、箱に漆で宗雅の号のひとつ「一得庵」とあの瓢箪のかたちの印。これも不昧との親交や早逝したことを考えると感慨深いです。(ちなみに一得庵の号は和尚様におしえていただきました。知らなかったらふ〜んで通り過ぎてた(^_^;)





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茅葺きの中の茶屋
今年はじめて行ったMOA美術館で、そこの茶室とよく似ている造り(土間+座敷)だと思った中の茶屋です。




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またまたマイクロバスで移動
ここは枝垂れ桜がきれいで、その季節には一般公開されるのです。(写真はこちら




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最後に東京美術青年会の薄茶席、下の茶屋

待合の床に磯部光太郎さんの金彩日本画「喜雨」
やぶれた蕗の葉のあちこちに小さな雨蛙が7匹、雨を喜んでいる様子で、ちょっとカエルが多いな、、と思っていたら、今回この席のために特注したもので、青年会のメンバーが力をあわせていることを現しているそうです。なるほど。




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本席の床が雪村の「瀧」、長い長い縦長の軸で、琵琶床に珍しい乾山の錆絵の獅子香炉。

宗和箱の砂張釣船花入れには白いシランと根〆に小さな小さなアザミの蕾、これがすてきでした。

茶器が室町時代の根来西大寺型、室町のものとしては保存状態がとても良好で、蓋裏の漆がなめらかで透けてきているのもなんともうっとりです。


今回学習したのは直斉好みの香合「名取川」
なんと香合番付では行司の位です。仙台伊達家から宮中に献上された埋もれ木を、官休庵7代直斉が九条家を通じ拝領、それで5つ半(一つは蓋のみ埋もれ木)つくった香合のまさしくその一つ。本物を拝見するのははじめて。表面は埋もれ木の木地を生かした拭き漆みたいな感じで、蓋をあけると細かい線描の蒔絵で川波文が!これはしっかと目に焼き付けておかねば。





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(干菓子は東京・みのわの青梅と観世水)



最後に今回の茶碗としては私的に最高だった雨漏堅手
名古屋糟谷家伝来の茶碗で、堅手というよりむしろ粉引に近く、貫入がおびただしく入り色はブルーからグレーのちょっと珍しい色
益田鈍翁が糟谷へ送った添え状付きで「この茶碗を使って茶事をしてくれてありがとう、、、」みたいな事が書いてあるらしいです。(読めない、、、)目利きの鈍翁がそう褒め称えるくらい、ええ茶碗でした。ほんま。





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最後に京都吉兆さんの点心をいただいて、東京のお茶の先生とのご縁もいただいて今年もお開きです。




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ああ、楽しかった。
ワクワク感は裏切られず想像以上でした。懐紙帛紗扇子忘れてもしょうがないよね(^_^;




銀月サロン・新緑の茶会2018〜銀月アパートメント - 2018.06.04 Mon

北白川の築年数不肖、映画のロケ地としても知られた銀月アパートメント



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門前の枝垂れ桜を楽しみにしていたのだが、今年はアクシデントがあっていきそびれた桜茶会。もうすっかり緑だ。




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ちょっと残念なので去年の桜茶会の画像をおいておく。




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そして新緑茶会




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きょうのお茶は?




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ブリキの缶々にはいった中国茶
先日梅田阪急のワールドティーフェスティバルで私も一缶もとめた。




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最初のお茶は碧螺春(ビールオチュン)
春を告げる緑茶
摘んでほとんどすぐ殺青する。だからイメージは煎茶
湯の中でゆっくりほどけていく茶葉を眺める




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左の武夷岩茶の荒茶(製茶しただけのお茶)
それを焙煎して精製した右の大紅袍
ふたつの飲み比べ





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大紅袍は、中国茶の中でもお値段がとびぬけて高い
荒茶はその何分の一かの値段、ところが、、、




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大紅袍はたしかに香りも味も洗練されていて美味しいが、荒茶のさわやかさは衝撃的
まだこんな中国茶があったのか




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荒茶は荒茶ゆえ、残念ながら流通はなく、
この場限りのご馳走なのである




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お楽しみは点心
本日は龍井茶(ロンジン茶)の海老粥(中国茶の茶粥みたい)と豚肉の腐乳(フールー・豆腐を発酵させた調味料)あえ
いつかレシピ本を作ってほしいと切に願う美味しさ




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最後に阿里山烏龍茶
オレンジ+白餡のどらやきをつまみながら




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近くの疏水べりで摘んできたというヒメジョオン
本来雑草だが、こうして見るとかわいくてすてきだ




出雲紀行2〜古代出雲歴史博物館〜雲州平田・木綿街道 - 2018.06.02 Sat



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出雲大社に隣接する島根県立古代出雲歴史博物館へ。




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床にも八雲立つ、、、




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出雲神話が書かれた三書(古事記・日本書紀・出雲風土記)そろい踏み

古来、出雲大社は巨大で中古には高さ16丈(48m)、その前の上古には32丈(96m)もあったと伝えられていたがあくまで伝説と思われてきた。

しかし、平成20年、出雲大社本殿の発掘調査中地中から発見された直径1m以上の3本の柱の根本が、歴史を塗り替えた。これらの古書によるあくまで伝説と考えられてきた巨大説がにわかに真実味を帯びてきたのだ。



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まだまだ検証すべきことは残っているのだろうが、多くの歴史学者、建築家が興味をもって復元模型を作っている。ここに展示されているこれもその一つ。階段の上の方に白く見えるのが人なので、もしこれが本当であればすごく巨大な高い建物であったのだ。これも古代史のロマンの一つだなあ。




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他にも神在月の神儀式の様子の歴史的資料やVTRもあって、少し勉強した。

ちなみにこれは荒神谷遺跡から発掘されたおびただしい銅剣、弥生時代のモノで国宝なんよ。実に壮観!



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さて、出雲大社をあとにして、一畑電車にゆられて雲州平田・木綿街道へ。
電車はこんな景色を楽しめる車両もあって楽しい♪




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雲州平田は江戸時代から明治に書けて雲州木綿の集散地、川港の町として栄えた。


 

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もともとこのあたりは汽水湖であったのを埋め立て、稲作ができるようにしようと、塩抜きのため綿花を栽培した土地。ところがのちに、稲よりも綿花の方に商品としての価値がでてきたため、そのまま綿花が栽培されつづけたのだそうだ。




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駅から歩くこと約10分ほど、昔ながらの町並みは残ってはいるがかなり限定されたエリアだけのよう。



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それでもナマコ壁とか格子とか、往時の雰囲気を残す。




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こちらは加藤醤油屋さん。
醤油ソフトクリームを売っているもう一件の有名なお醤油屋さんは道に迷って結局行くことができなかった。(有名な生姜糖屋さんも)残念。




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今も昔もろうじを自在に歩き回る猫
通行人に会うこともない静かなたたずまいの町だ。




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木綿街道のシンボルともいうべき本石橋邸、国の登録有形文化財である。
ここへはお隣の旧長崎家、200年前の医家を復元した建物の木綿街道交流館に声をかけてあけてもらう。スタッフの方の解説付きで中へ入ることができる。(200円)





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広い玄関の間
この建物は江戸中期1750年頃に建てられたという。本石橋家は木綿の集散を一手に取り仕切っていた地主さんだったそうだ。40年前までは実際ここで本石橋家の方が暮らしておられたという。

現在庭は出雲市が管理しているが、建物は本石橋家の子孫の所有で、所有者は東京にいらっしゃるとか。




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地主さんの家なので、松江藩主が出雲大社御参拝の時には御成の場所となった。ここはその御成の間。




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こちらの大きな庭は明治以降に作庭されたモノ。なぜなら江戸時代、武家でなければ庭はつくってはいけなかったから。しかし、この家は大地主であったため、坪庭を作ることは許されていて、江戸時代の庭が残っている。(ただしまだ復元まではいっていない)




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露地には蹲居もあって、茶室は三畳中板、でも茶室にしては、、、ちょっと雰囲気が???と思っていたら、時代柄、そもそも煎茶のための茶室として作られたという。確かに円相の前の棚なんか、なんとなく文房四宝を飾るのによい感じだものね。




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しかし、よく壊さんと残りましたね、と言うとガイドさんは、京都なんかと違ってここらの土地は安いからね、壊して売っても二束三文だからね、と苦笑い(^_^;




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出雲も出雲大社だけではなかった。
時間があれば神様がやってくるという稲佐の浜にも行きたかったが、ふたたび出雲に来る機会はあるか、ないのか、こればかりはご縁のものなのでわからない(^_^;







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